makeshopでの新規ECサイト制作 ECサイトの設計時のポイント 〜メイクショップ〜
福岡ECサイトではリニューアルの声が多いです。
その中でも、「ある制作会社にmakeshopのECサイト制作を依頼した。しかし、問題点が多く使うことができない。だから作り直してほしい」という声が多くあります。
今回はmakeshopでECサイトを作るときに注意すること。そして必ずやるべきことをお伝えします。
初めてECサイトを作るときは分からないことだらけです。作ってからでは遅いこともあるので今現在デザイン会社にECサイトの制作を依頼している場合このポイントに注意してECサイト制作を進行してもらえればと思います。
ユーザーが利用するデザイン側とmakeshopの管理画面が連動しているかどうか
カテゴリ編
ECサイトの運用では、取り扱い商品が徐々に増え商品カテゴリも同時に増えていきます。MakeshopではECサイトのデザイン側で商品カテゴリと管理画面が連動していないケースが多々あります。
例えば商品カテゴリの前にカテゴリを称するイラストや画像がついているECサイトです。
下記のようなデザインです。
すごくおしゃれで見やすくUIがいいデザインですね。
思わずクリックしたくなると思います。この場合UIがよくユーザーのクリック率もアップすると思います。
しかし、makeshopにはカテゴリ登録に画像を登録することができません。そのためこういったデザインにする場合静的コーディング(直接コーディング)する必要があり管理画面と連動しません。
■管理画面と連動しないとどうなるか。
新しい商品カテゴリを取り扱う際に管理画面から追加しても、ユーザーの画面で増えません。
新しく商品を取り扱うたびに制作会社に依頼する必要があります。
■管理画面と連動するとどうなるか。
管理画面で登録したカテゴリが自動で反映されます。その代わりテキスト表記になり少し寂しげな印象になります。
管理画面と連動しているテキストだけの例は下記になります。zozotownです。
言わずと知れた巨大ECサイトです。画像がなくても使いやすいはずです。amazonも画像はありません。使い慣れてこのメニューの中からカテゴリを探すのも難しくないはずです。
必ずしもUIの高いデザインだけがいいとは限らず、時には管理者、運営者側のことを考えたデザインもECサイトでは必要になります。
納品した後に管理者、運営者が更新しやすいECサイト。ECサイトではこれを作ることをおすすめいたします。
スライドショー編
上記で説明した管理画面と連動もスライドショーは必要になってきます。
管理画面からスライドショーバナーをアップできたり順番を入れ替えたり、リンクを張り替えたりできます。
ブランディングと称しビジュアルを大切にし画面いっぱいに画像を表示するスライドショーがあります。
これはECサイトではやめてください。
ブランドサイトであればキーヴィジュアルを画面いっぱいに表示することで製品の世界観を表現できるのでいいですが、ECサイトではおすすめしません。
理由は簡単です。
ECサイトの目的は商品を売ること。
商品を売るためや集客をするために様々なキャンペーンや特集を行います。シーズンや各イベントごとに行うため、最低でも月1回、多い場合月に数回行うこともあります。ユーザーが初回ランディングしてくるのはほとんどがトップページです。
重要なキャンペーンやイベントをランディングしてきたユーザーに見せるためにはzozoタウンやfrancfracのように慣れ親しんだスライドショーが最も効果的です。
zozotown
francfranc
キャンペーンのECサイトでの有効性
定期的にキャンペーンを行うことでユーザーが次回再訪するきっかけづくりにもなります。
キャンペーンを定期的に行なっているショップと行なっていないショップでは売上に大きく差が出ます。
リピーターとしてファンを獲得するためにぜひキャンペーンや特集は定期更新をお願いします。
商品数・陳列位置編
TOPページに表示される商品登録も同じです。これらも管理画面と連動し管理者、運営者側で更新ができるようにしてください。
新商品の追加やおすすめ商品の入れ替えなど。管理画面と連携しておらず管理者、運営者側で変更できない場合、TOPページの商品の入れ替えが行われないためユーザーが再来するきっかけを潰していることになります。
変わり映えのないサイトはリピート率が減るため商品は必ずTOPページと連携することをおすすめします。
そして商品に関しては管理画面との連動だけでなくTOPページに表示される商品数も重要になってきます。
TOPには商品数が多ければ多いほどECサイトしていいサイトになります。
商品陳列位置は新商品やスタッフお勧め商品、ランキングなどといった名目でTOPページに並ぶ商品群のことです。
おしゃれなサイトにしたいから商品陳列や商品数を減らしてブランディングイメージをアップするECサイトもありますが、それはブランドサイトを作りブランドサイトで世界観を届けてください。
ECサイトの目的はあくまでも商品を売ること、買ってもらうこと。
TOPの商品でユーザーに刺さってもらうため、1商品でも多く掲載しユーザーの心を掴むようなECサイトデザインをおすすめします。
TOPで刺さらない = このサイトに興味がない → 結果:直帰する
この現象に至ります。
ウィンドウショッピングと同じです。
多くのお店が並び店頭に商品が並んでいます。
ほとんどの商品が刺さらずお店をスルーしていると思います。しかし、その中でも自分に刺さる商品があったらそのお店の中に入ると思います。
これがTOPページでも必要な施策になります。
商品をたくさん掲載する。これはECサイトで必ず行なってください。
クレジットカード契約のためのダミーサイト
クレジットカードをECサイト上で利用できるようにするためには、管理者がクレジットカード会社と契約する必要があります。
その契約は2〜4週間かかります。
しかし契約するにはECサイトがオープンしていなかったらクレジットカード会社との契約ができません。ということはECサイトをオープンした時にはクレジットカードが利用できない銀行振込だけのECサイトになっているということです。
それを回避するために福岡ECサイトではダミーサイトを作ります。
契約をするためだけのECサイトをはじめに作り、契約を進めてもらいます。その間に実際のECサイトを制作しサイトのオープンに備えます。
*ダミーサイト:実際販売する商品を掲載した簡易的なECサイトですが、商品以外にも契約を進めるために準備が必要な内容や制作ページもあるので福岡ECサイトでは完全サポートしております
クレジットカード契約のタイミングはとても重要です。
せっかくのECサイトのオープンがずれないようにしっかりと調整を行なってください。
総評:makeshopでECサイトを作るときの注意点 〜メイクショップ〜
ECサイト制作は一度構築してしまうと治すのに時間や労力がかかる箇所があります。
SEO設計などは後からでも簡単に行うことができます。
しかしサイトの基礎となる部分は簡単ではありません。
はじめの設計段階がとても重要になりますので皆さまショップ様たちの参考になれば幸いです。
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もしまだmakeshopでECサイトを作っていない方。実際作ってみようと考えている場合一度お試しで登録してみてください。
実際の画面を触りながらmakeshopはどういったシステムか検討してくれたら嬉しいです。