Google Search Consoleに新機能、SNSでの発信も”検索の成果”として見えるようになる話
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SNSでの発信、実はGoogle検索ともつながっているかもしれません
X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeで発信をしているけれど、それが自社のホームページやGoogle検索とどう関係しているのか、正直よく分からないという方は多いのではないでしょうか。そんな悩みに関わってくるかもしれない発表がありました。Googleが、サイトの検索状況を確認するための無料ツール「Google Search Console」に、新しい機能「プラットフォームプロパティ」を追加したのです。
対応しているのはInstagram、TikTok、X、YouTubeの4つ。これらのアカウントやチャンネルを登録すると、そのアカウントがGoogle検索経由でどれだけクリックされたか、どれだけ表示されたかが分かるようになります。今後数週間かけて、段階的に使えるようになる見通しです。
実際、何が新しくできるようになったのか
これまでSearch Consoleは、あくまで自社のホームページがGoogle検索でどう見られているかを確認するためのツールでした。今回の追加によって、SNSアカウントの投稿や動画がGoogle検索経由でどれだけ見られているかも、同じ画面でまとめて確認できるようになります。つまり、これまで「なんとなく発信している」だけだったSNSの投稿が、検索の成果として数字で見えるようになる、ということです。背景には、Googleの検索結果でSNSの投稿や動画がこれまで以上に表示されるようになっている、という事情があります。
「発信してみたけど手応えが分からない」から「数字で見える」への変化
これまでのSNS運用は、投稿してみて、いいねやコメントの反応を見て、なんとなく手応えを感じる、という流れになりがちでした。今回の機能を使うと、その投稿がGoogle検索を通じて実際にどれだけの人に見られ、クリックされているかまで確認できるようになります。感覚だけに頼っていた部分が、数字として見える形に変わっていくイメージです。
Web・EC運営者にとって、具体的にどう関係してくるか
この機能は、SNSとホームページを両方運用している方にとって特に意味があります。
- 商品紹介の投稿:X・Instagramでの商品紹介が、検索経由でどれだけ見られているか把握できます
- YouTubeでの商品紹介動画:動画がGoogle検索からどれだけ流入を生んでいるか確認できます
- SNS運用の予算配分:どのSNSが検索経由の効果につながっているかを見て、力を入れる先を判断しやすくなります
「なんとなく続けているSNS運用」から、「効果を確認しながら続けるSNS運用」へ切り替えるきっかけになりそうです。
数字にすると、こう変わるかもしれません
SNSでの発信が検索経由でどれだけ見られているかが分かるようになると、効果の低い発信を見直したり、逆に反応の良かった投稿の作り方を他の商品紹介にも広げたりしやすくなります。「SNSの成果が見える→力を入れる場所が分かる→発信の質が上がる→検索からの流入が増える」という流れは、これまで感覚に頼っていた部分を後押ししてくれそうです。
AI検索との相性という、もうひとつの論点
当メディアを運営する福岡ECサイト株式会社では、AI検索対策を強みのひとつとして掲げています。ChatGPTやGoogleのAI検索は、SNS上の投稿や動画も情報源として参照するようになってきています。つまり、自社サイトのSEOだけでなく、X・YouTube・Instagramでの発信内容も、AI検索に拾われるかどうかに関わってくるということです。今回の新機能で自社のSNS発信が検索でどう見られているかを把握できるようになることは、AI検索時代の情報発信を見直すきっかけにもなりそうです。
自分の仕事なら、どう使うのが良さそうか
個人でSNS発信をしている方であれば、まずは自分のアカウントを登録して、どんな投稿が検索経由で見られているかを覗いてみると発見があるかもしれません。Webサイトを運営している方であれば、ホームページのSEO指標とあわせてSNSの数字も見る習慣をつけると良いでしょう。ECサイトを運営している方であれば、商品紹介の投稿とホームページの商品ページ、両方の数字を見比べて、力を入れる発信の形を探ってみることをおすすめします。
編集部としての見立て
今回の機能追加で感じるのは、「ホームページのSEO」と「SNS運用」という、これまで別物として扱われがちだった2つの取り組みが、Googleという同じ土俵の上でつながり始めているということです。SNS運用とSEOを別々の担当者・別々の指標で見ている会社は、そろそろ両方をまとめて見る視点を持つタイミングに来ているのかもしれません。
まとめ
今回大事なのは、新しい機能が追加されたこと自体ではありません。「なんとなく発信しているSNS」が、検索の成果として数字で見えるようになり、感覚ではなく事実にもとづいて発信のやり方を選べる時代に入った、という点です。この視点を持てるかどうかが、これから発信の質に差を生んでいきそうです。



