【ファミマ×楽天】ポイント提携じゃない。経済圏の壁が崩れ始めました
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最近、コンビニってどうやって選んでいますか?
最近、 コンビニってどうやって選んでいますか?
近いから。
なんとなく。
会社の近くだから。
そんな人が多いと思います。
でも実際は、 自分で選んでいるようで選ばされているのかもしれません。
例えば楽天ユーザー。
楽天市場で買い物をする。
楽天カードを使う。
楽天モバイルを使う。
そして気付いたら、 ファミマでコーヒーを買っている。
ランチを買っている。
お菓子を買っている。
別にファミマが好きだからではない。
ポイント設計がそうなっているからです。
ファミマが楽天SPUに参加しました
ファミリーマートは楽天SPUへ参加することを発表しました。
しかも、 楽天グループ外企業として初めての参加です。
これは意外と大きなニュースです。
なぜなら、 今までのSPUは楽天グループの中だけで完結していたからです。
楽天市場。
楽天カード。
楽天銀行。
楽天証券。
楽天モバイル。
全部楽天。
今回初めて、 その外側にある企業が正式に組み込まれました。
これはポイント施策ではありません
ニュースだけ見ると、 ポイントキャンペーンに見えるかもしれません。
でも本質は違います。
今回起きているのは、 ポイント提携ではありません。
経済圏の拡張です。
楽天は1億を超える会員基盤を持っています。
ファミマは全国約16,000店舗。
オンライン最大級の経済圏と、 リアル最大級の接点が繋がった。
ここが重要です。
今後ユーザーは、 ECで得をするためにリアル店舗へ行く。
リアル店舗を使うことで、 ECでも得をする。
そんな循環が生まれます。
人は商品ではなく「習慣」で囲い込まれる
実は多くの企業が勘違いしています。
競争は商品で起きていると思っている。
でも最近の競争は、 習慣で起きています。
例えば朝。
出勤前にファミマでコーヒーを買う。
昼にランチを買う。
夜に飲み物を買う。
これを繰り返す。
その行動が楽天市場のポイント倍率に影響する。
すると、 気付かないうちに行動が固定化されます。
人は毎日意思決定したいわけではありません。
楽な選択を続ける。
経済圏はそこを取りにきています。
実はAmazonもPayPayも同じことをしています
これは楽天だけの話ではありません。
AmazonはPrimeを軸に囲い込む。
PayPayは決済を軸に囲い込む。
LINEはコミュニケーションを軸に囲い込む。
TikTokは動画視聴を軸に囲い込む。
入り口は違う。
でも目指している場所は同じです。
ユーザーの行動全体に入ること。
商品競争ではなく、 行動競争です。
ユーザーは何が便利になるのか
今回の提携で面白いのは、 特別な努力が必要ないことです。
月3,000円程度。
コンビニでコーヒーやランチを買っていれば到達しやすい金額です。
つまり、 普段の生活を変えなくてもポイント倍率が上がる。
楽天市場だけ使っていた人が、 リアル店舗の行動でも得をするようになる。
これが今回のユーザーベネフィットです。
お得になることも重要ですが、 本質は別です。
オンラインとリアルが繋がること。
そこに価値があります。
EC事業者にとって見える景色も変わります
EC事業者は今まで、 商品ページを改善していました。
広告を改善していました。
SEOを改善していました。
もちろん今も重要です。
ただ、 今後はそれだけではありません。
ユーザーがどの経済圏に属しているか。
どこでポイントを貯めているか。
どのサービスを日常的に使っているか。
そこまで考える必要があります。
なぜなら、 購入前の行動そのものが設計され始めているからです。
福岡ECサイトの見解
今回のファミマ×楽天は、 ポイント提携のニュースに見えるかもしれません。
でも私たちは、 経済圏の壁が崩れ始めたニュースだと思っています。
リアル。
EC。
決済。
ポイント。
SNS。
AI。
これらは別々ではなく、 少しずつ繋がり始めています。
そして今後の競争は、 商品競争だけではありません。
接点競争になります。
どれだけ多くの場所でユーザーと繋がれるか。
どれだけ自然に選ばれる存在になれるか。
今回のニュースは、 その未来を感じさせる出来事だったと思います。



