BtoB企業が初めてBtoCのECサイトを立ち上げるためのステップガイド

「福岡ECサイトさん、うちの会社もいよいよECサイトを立ち上げたいんだけど、何から始めたらいいか全く分からなくて…」
先日、長年BtoBで事業をされてきた企業様から、ECサイト立ち上げのご相談をいただきました。
「BtoCのECサイトは初めてなので、右も左も分からないんです。それに、うちの会社はECサイトのノウハウがないので、どこに頼めばいいのかも…」

同じようなお悩みをお持ちの企業様は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、BtoB企業様が初めてBtoCのECサイトを立ち上げる際に、知っておくべきステップをまとめました。
ステップ1:ECサイト立ち上げの目的を明確にする
まず、ECサイトを立ち上げる目的を明確にしましょう。
- ・売上向上
- ・新規顧客開拓
- ・ブランド認知度向上
- ・顧客との関係強化
など、ECサイト立ち上げの目的は企業によって異なります。目的を明確にすることで、ECサイトのコンセプトや戦略、必要な機能などが決まってきます。
例えば、「既存顧客との関係性を強化し、ロイヤリティを高めたい」という目的であれば、ECサイトを通じて顧客との接点を増やし、パーソナライズされた情報発信や限定商品の提供などが有効です。
「新たな販路を開拓し、売上を拡大したい」という目的であれば、ECサイトを通じて全国の顧客に商品を届けたり、海外市場への進出も視野に入れることができます。
「自社のブランドイメージを向上させたい」という目的であれば、ECサイトのデザインやコンテンツにこだわり、ブランドの世界観を表現することが重要になります。
「顧客データを収集・分析し、マーケティング戦略に役立てたい」という目的であれば、ECサイトに顧客情報を登録してもらう仕組みを設け、購買履歴や行動履歴などを分析できるツールを導入する必要があります。

このように、ECサイト立ち上げの目的によって、ECサイトのコンセプトや戦略、必要な機能は大きく異なってきます。
目的を明確にすることで、
- どのような商品を販売するのか
- どのような顧客に購入してもらいたいのか
- どのようなECサイトを構築するのか
- どのようなマーケティング戦略を展開するのか
といった具体的な内容が決まってきます。
もし目的が曖昧なままECサイトを立ち上げてしまうと、「結局、何がしたかったんだっけ?」というECサイトになりかねません。
ECサイト立ち上げの初期段階で、「なぜECサイトを立ち上げるのか」という目的を社内でしっかりと共有し、明確にしておくことが非常に重要です。
ステップ2:ターゲット顧客を明確にする
次に、ECサイトでどのような商品を販売し、どのような顧客に購入してもらいたいのかを明確にしましょう。

- ・年齢層
- ・性別
- ・居住地
- ・趣味嗜好
- ・ライフスタイル
など、ターゲット顧客を具体的に絞り込むことで、ECサイトのデザインやコンテンツ、マーケティング戦略などを最適化することができます。
ターゲット顧客を具体的に絞り込むことで、
- どのような商品を開発・販売すれば喜ばれるのか
- どのようなデザインやコンテンツが響くのか
- どのような販売促進活動が効果的なのか
といった情報を得ることができます。
例えば、「20代女性向けのコスメ」を販売する場合、
- トレンドに敏感である
- SNSでの情報収集を重視する
- 価格よりも品質やブランドイメージを重視する
といった特徴が考えられます。
これらの特徴を踏まえて、ECサイトのデザインやコンテンツ、マーケティング戦略を最適化することで、ターゲット顧客に響くECサイトを構築することができます。
具体的には、
- 商品のパッケージデザインや広告クリエイティブにトレンドを取り入れる
- SNSでの情報発信やインフルエンサーマーケティングに力を入れる
- 商品の品質やブランドストーリーを丁寧に伝えるコンテンツを作成する
などが挙げられます。
また、ターゲット顧客を明確にすることは、「誰にでも売れるECサイト」ではなく、「特定の顧客に熱狂的に支持されるECサイト」を作る上で非常に重要です。
「誰にでも売れるECサイト」は、「誰にも響かないECサイト」になってしまう可能性があります。
ターゲット顧客を明確にし、その顧客に特化したECサイトを構築することで、顧客とのエンゲージメントを高め、長期的な関係性を築くことができるようになります。
ステップ3:ECサイトのプラットフォームを選定する
ECサイトのプラットフォーム選定は、ECサイト構築において非常に重要な決断の一つです。

プラットフォームによって、ECサイトの機能やデザイン、費用、セキュリティなどが大きく異なるため、自社のECサイトの規模や予算、目的に合わせて最適なプラットフォームを選ぶ必要があります。
主なプラットフォームとしては、
- 自社ECサイト
- モール型ECサイト
- ASPカート
などが挙げられます。
自社ECサイトは、自由度が高く、オリジナリティあふれるECサイトを構築できる点が魅力です。
しかし、構築費用や運用コストが高くなる傾向があります。
モール型ECサイトは、集客力が高く、手軽にECサイトを始められる点がメリットです。
しかし、競合他社が多く、価格競争に巻き込まれやすいという側面もあります。
ASPカートは、比較的安価で手軽にECサイトを構築できる点が特徴です。
しかし、機能やデザインの自由度が低い場合があります。
また、プラットフォーム選定の際には、セキュリティ対策も重要なポイントです。
顧客情報を取り扱うため、安全に管理できるプラットフォームを選びましょう。
さらに、将来的な拡張性も考慮する必要があります。
ただ、拡張機能を考慮するのではなく、ステップ1の目的に沿った将来的な拡張性を考える必要があります。
どのようなプラットフォームを選んだらいいか分からない場合もご安心ください。福岡ECサイトがお客様の課題や目的に合ったプラットフォームを提案させていただきます。
ぜひ一度ご相談ください。
ステップ4:ECサイト制作会社を選定する
ECサイトのプラットフォームを選定したら、次はECサイト制作会社を選定しましょう。

制作会社によって、得意とする分野や強みが異なるため、自社のECサイトの規模や予算、目的に合わせて最適な制作会社を選ぶ必要があります。
ECサイト制作会社を選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。
- 実績:
- 過去にどのようなECサイトを制作したことがあるのか、実績を確認しましょう。特に、自社と同じ業種や規模のECサイトの制作実績があると、安心して依頼できます。
- 技術力:
- ECサイトの構築に必要な技術力があるかを確認しましょう。特に、自社が求める機能やデザインに対応できる技術力があるかを確認することが重要です。
- 提案力:
- 自社の課題や要望を的確に理解し、最適な提案をしてくれるかを確認しましょう。
- コミュニケーション能力:
- 円滑なコミュニケーションを図れるかを確認しましょう。ECサイト制作は、制作会社との密な連携が不可欠です。
- 費用:
- 費用対効果を考慮し、最大限の成果を得られる制作会社を選びましょう。安ければいいというものではありませんが、補助金などを活用し費用を抑えることも重要な施策です。
また、制作会社によっては、ECサイトの制作だけでなく、制作後の運用やマーケティング支援まで行ってくれる場合があります。
ECサイトの運営に不安がある場合は、制作から運用まで一貫してサポートしてくれる制作会社を選ぶと良いでしょう。
ステップ5:ECサイトを制作する
ECサイト制作会社が決まったら、いよいよECサイトの制作に入ります。ECサイト制作会社と協力して、ECサイトのデザインやコンテンツ、機能などを決めていきましょう。福岡ECサイトでは、お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、最適なECサイトを制作いたします。
ステップ6:ECサイトをオープンする

ECサイトが完成したら、いよいよオープンです。ECサイトをオープンしたら、集客や売上向上に向けて、様々なマーケティング施策を実行しましょう。福岡ECサイトでは、ECサイトの運用代行も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
ステップ7:ECサイトを運用・改善する
ECサイトは、オープンしたら終わりではありません。定期的にアクセス状況や売上状況などを分析し、改善点があれば改善していくことが重要です。福岡ECサイトでは、ECサイトの運用・改善に関するサポートも行っております。
まとめ:BtoB企業が初めてBtoCのECサイトを立ち上げるためのステップガイド
今回は、BtoB企業様が初めてBtoCのECサイトを立ち上げる際に、知っておくべきステップをご紹介しました。ECサイトの立ち上げは、決して簡単な道のりではありません。しかし、しっかりと計画を立て、適切なパートナーを選ぶことで、必ず成功させることができます。
福岡ECサイトは、ECサイトの制作から運用まで、お客様をトータルサポートいたします。ECサイトの立ち上げでお困りの際は、お気軽にご相談ください。