InstagramのフォロワーがEC売上につながらない企業が見落とすプロフィール導線と投稿設計の構造的な差とは

2026.06.28 SNS  福岡ECサイト 
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鳥井敏史

福岡ECサイト株式会社
代表 鳥井 敏史

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福岡ECサイト株式会社 代表 鳥井 敏史

ECサイト制作・AI検索対策の実務コンサルタント。15年以上にわたりECサイトの売上構造改善と集客設計を支援。売上改善・集客改善の実務支援を中心に企業のECサイト構造の再設計を行う。

専門分野

ECサイト制作 ECサイトリニューアル AI検索対策 SEO / コンテンツ設計

ECサイト改善の主な実績

・ECサイト制作歴15年以上 ・MakeShopアンバサダー ・JBEA EC業界SEO部門2025受賞 ・月商100万円 → 月商2,000万円 ・BtoB EC 月商100万円 → 月商1,000万円 ・支援企業:JR九州 / JAL / 名鉄 など

この記事の監修

福岡ECサイト株式会社 代表 鳥井 敏史

目次

Instagramのフォロワー数と売上が連動していない理由

Instagramフォロワーが増えているのに、なぜかEC売上に結びつかない。

こういった悩みを持つ企業担当者は多いです。実際、SNS運用代理店と契約して毎月20万円以上の費用をかけているのに、売上への影響がほぼ見えない企業も珍しくありません。

この問題は、投稿の質が悪いわけではありません。より本質的な構造にあります。

Instagramから購買へ至る導線が、設計されていないのです。

InstagramのフォロワーがEC売上につながらない構造とは何か

オフィス 女性 MTG 男性 複数人

InstagramフォロワーがEC売上につながらない構造とは、「集客と購買の2つの異なるロジックを同じSNS投稿で処理しようとしている」ことです。集客は人を集める仕組み、購買はその人を顧客に変える仕組みで、本来は別の設計が必要です。

InstagramはSNSであり、AIや検索エンジンではありません。

つまり、ここでは「推薦」のロジックが機能します。いいねやコメントが多い投稿は、より多くのユーザーに表示されるようになる。しかし、この推薦アルゴリズムと、EC購買を促進する導線設計はまったく別物です。

フォロワーが100万人いても、ECサイトへの導線がなければ、Instagramはブランド認知を高める場にしかなりません。

認知と購買は異なるステップです。その間に明確な導線がなければ、いくらフォロワーを増やしても売上には反映されません。

Instagramから購買までの導線は3つの層で決まる

Instagramからの売上を実現するには、投稿設計とプロフィール導線、そしてEC接続の3つの層が機能する必要があります。実際に売上を出している企業は、この3つを明確に分離し、それぞれに異なるメッセージを用意しています。

  • 第1層:投稿設計(「フォローしたい」と思わせる)
  • 第2層:プロフィール導線(「買いたい」へ心理を変える)
  • 第3層:EC接続設計(「今買う」までのステップを最短化する)

多くの企業はこの3つを混在させています。投稿の中に商品を紹介し、そこに直接リンクを貼ろうとする。これはInstagramの推薦アルゴリズムと購買心理の両方に対して、最適ではない設計になっています。

第1層:共感と習慣をつくる投稿設計

Instagramで推薦されるコンテンツの条件は、いいねやコメント、保存が多い投稿です。つまり、フォロワーを増やす投稿と、売上を作る投稿は異なるものなのです。

フォロワーを増やす投稿に必要なのは、共感と習慣です。ユーザーが毎日見たいと思う理由を作り、その理由によって継続的にフォローする心理を形成する。これが「来店習慣設計」をInstagramに応用した考え方です。

例えば、毎週月曜日は商品の背景にある職人の技術を紹介する、毎週木曜日はユーザーの使用例を紹介するなど、「この企業のこの曜日にはこの情報がある」という習慣が生まれると、フォローの粘性が高まります。

重要なのは、この層では商品販売を目的にしないことです。売却を急げば、推薦アルゴリズムは機能しなくなります。Instagramでの課題は、「毎月どれだけ新規フォロワーを獲得できるか」という単純な指標です。

  • 共感を呼ぶ非売目的のコンテンツ
  • フォローしたくなる理由を反復的に作る
  • いいねやコメントの増加を指標にする

第2層:購買心理へ転換するプロフィール導線

Instagramのプロフィール欄は、投稿では果たせなかった役割を担う場所です。ここで初めて「商品を買う」という心理への転換が起きます。

投稿は感情と共感の場。プロフィールは信頼と判断の場です。フォロワーがプロフィール欄を開く理由は、「この企業は何をしている企業なのか」「本当に信頼できるのか」「どうやって買うのか」という3つの質問に答えるためです。

プロフィール導線で見落とされるのは、文字数制限(150文字)の中で、これら3つすべてに答えようとすることです。Shopify管理画面で商品情報を整理するのと同じロジックで、プロフィール欄も整理する必要があります。

プロフィール欄に入れるべき要素は以下の4つです。

  • 企業名と業界(何をしている企業か)
  • 1行で説明できるベネフィット(選ぶ理由)
  • クリック誘導CTA(「プロフィール下のリンクをチェック」など)
  • 実績や受賞歴へのリンク(信頼を形成する)

実際には150文字内でここまで入れるのは困難です。だからこそ、プロフィール下の「リンク集」機能(Linktreeなど)を使って、複数の選択肢を用意するのです。ここが第3層への接続地点になります。

第3層:EC接続設計と購買ステップの最短化

プロフィール下のリンク集で重要なのは、クリック後の「次のステップが何か」という設計です。ここで最も見落とされるミスが、Instagramから直接ECサイトのトップページに遷移させることです。

Instagramでフォロワーが「買いたい」という心理状態にあるとき、次に見るべきは商品ページ、もしくは最もよく売れている商品のページです。ECサイトのトップページを見させることで、その心理状態は「情報を探す」に下降します。つまり、購買への心理が分散してしまうのです。

GA4でInstagram流入を見たとき、ECサイトへの流入数は多いのに直帰率が60%を超えている場合は、このステップ設計に問題がある可能性が高いです。

正しい接続設計は、フォロワーが購買心理にある状態で、最も購買確度の高いページに直結させることです。これは「商品ページ」もしくは「商品カテゴリページ」です。

  • 流入直後の直帰率が30%未満→接続設計が機能している
  • 流入直後の直帰率が60%以上→接続設計の見直しが必須
  • ECサイトへの平均滞在時間が2分未満→次ページへの導線が機能していない

Instagramからの売上が止まる企業の共通パターンとは

SNS 戦略 マーケターチーム

Instagram運用を続けているのに売上が伸びない企業には、いくつかの共通パターンがあります。これらはいずれも、3層の導線設計の中で「ある層を完全に無視している」状態です。

失敗パターン1:投稿内に商品リンクを直接貼っている

Instagramの投稿本文にECサイトのリンクを貼り、そこからの売上を期待している企業が多いです。確かにデータ上、こういった投稿からのクリックは発生します。しかし、クリック数に対して購買率は極めて低くなります。

理由は、Instagramの推薦アルゴリズムです。リンクが貼られた投稿は、外部サイトへの離脱を促すため、プラットフォーム内での価値が低下するとInstagram自体が判定します。つまり、フォロワーに表示される頻度が下がり、全体的なリーチが減少するのです。

結果として、直接売上はわずかに発生するものの、本来得られるはずのフォロワーを取りこぼしており、長期的な集客機会を失っています。

失敗パターン2:プロフィール欄にECサイトのトップページへのリンクのみを置いている

最もシンプルだが、最も効果が出にくいパターンです。プロフィール欄の役割は、フォロワーが「買いたい」という心理を「今すぐ買う」に転換させることです。トップページは情報探索の場所で、購買決定の場所ではありません。

Linktreeを導入し、「おすすめ商品」「人気ランキング」「限定商品」など、複数の選択肢を用意する企業は、その選択肢を見ただけでユーザーの購買確度を判定できます。「限定商品を見た人」と「人気ランキングを見た人」では、購買意欲が異なるのです。

失敗パターン3:ECサイトとInstagramの世界観が統一されていない

Instagramで共感を生み出す投稿と、ECサイトの商品ページが、まったく異なる世界観で制作されている企業があります。

Instagramでは「手作業の職人技」を強調し、ECサイトでは「大量生産の効率性」を売りにしているなど、メッセージが分散していると、購買心理の転換がスムーズに進みません。フォロワーが期待していた世界観が、ECサイトで裏切られているのです。

つまり、Instagramとプロフィール、ECサイトは一貫した世界観の中で統合される必要があります。これは福岡ECサイト株式会社が「分断崩壊理論」と呼ぶ状態です。投稿とランディング、購買ページが分断されていては、いくらフォロワーを増やしても売上には繋がりません。

Instagramフォロワーを売上に変える判断基準とは

では、具体的に、あなたの企業のInstagram運用を改善すべきか、それとも方針を変えるべきかの判断基準は何でしょうか。以下の3つのデータを確認してください。

  • フォロワー数の増加率:月5%未満の増加→投稿設計の見直しが必須。投稿がInstagramのアルゴリズムに選ばれていない
  • プロフィールのクリック率:プロフィールへのアクセス数のうち、リンク先への遷移が30%未満→プロフィール導線の設計が機能していない
  • ECサイトへの流入直後の直帰率:60%以上→第3層のEC接続設計に問題がある。商品ページへの直結が機能していない

これら3つの指標をGA4とInstagram Business Accountの両方で確認することで、どの層に問題があるかが明確になります。

改善の優先順位は上から順に決まる

第1層(投稿設計)→第2層(プロフィール導線)→第3層(EC接続)の順番で改善することが重要です。逆順で対策してはいけません。

例えば、フォロワーが増えていない(第1層に問題)のに、プロフィール欄を改修しても、そもそもプロフィールを見るユーザーが少なければ効果は出ません。まずは投稿設計を改善し、フォロワー増加率が月5%を超えてから、次の層に進むのです。

同じように、フォロワー数が安定しており、プロフィールのクリック率も良好なのに、ECサイトへの流入後の直帰率が高い場合は、第3層のみの対策で十分です。前の層に手を入れる必要はありません。

Instagramの投稿設計で共感を生む3つの要素

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第1層の投稿設計では、単に商品の美しさを撮影すればよいわけではありません。Instagramのアルゴリズムに推薦されるコンテンツと、フォロワーの購買心理を高めるコンテンツの両立が必要です。

1. 反復性(ユーザーの来店習慣を作る)

Instagramでフォローを継続させるのは、「いつ見てもある理由」です。毎週月曜日は商品の背景にある企業理念の話、毎週木曜日はユーザーの使用例など、投稿の時間帯と内容に一貫性があると、ユーザーはその時間にアプリを開くようになります。

これが来店習慣設計をSNSに応用した考え方です。習慣が形成されると、フォローを続ける理由が「商品が欲しいから」から「この企業の投稿を見るのが楽しい」に変わります。

2. 感情共有(ストーリーテリング)

商品仕様を説明する投稿ではなく、その商品が解決する課題や、ユーザーが使用する場面を描写する投稿がInstagramでは推薦されます。

例えば、スキンケア商品の成分を説明するのではなく、朝の準備時間に使うシーンや、肌の悩みを解決したユーザーの喜びの声などです。こうした投稿には、自動的にコメントが増え、保存数も多くなります。

3. 未解決感(フォロー動機の生成)

投稿の中で「完結させない」ことが重要です。「これはなぜ?」という質問を残したまま投稿を終えると、ユーザーはコメント欄で議論を始めたり、プロフィール欄で詳細情報を探そうとします。

例えば、「この素材は業界では使われないはずなのに、なぜ使えるのか」という問いを投稿に残すと、ユーザーは答えをプロフィール欄や、ECサイトで探すようになるのです。

プロフィール導線設計で購買心理を誘発させる実装例

プロフィール導線の設計で重要なのは、「ユーザーが何を探しているのか」という仮説です。Instagramでフォローした企業のプロフィール欄を開く理由は、以下の3つに限定されます。

  • 企業の信頼性を確認する(実績・受賞歴・媒体掲載)
  • 今すぐ買える商品を探す(最新商品・限定商品・セール中の商品)
  • 商品の詳細情報を理解する(商品ラインナップ・価格・配送方法)

これら3つのニーズに対応したリンク集を用意することで、ユーザーは迷わずに次のステップに進みます。Linktreeの使用例として、以下のように実装している企業があります。

  • トップボタン:「最新コレクションを見る」(今季の新商品ページへ直結)
  • 2番目:「限定商品を今すぐチェック」(セール対象商品ページへ直結)
  • 3番目:「商品ラインナップ一覧」(カテゴリトップへ直結)
  • 4番目:「企業理念・受賞歴」(About Usページへ直結)
  • 5番目:「SNS公式ガイド」(使い方動画や事例集へ直結)

重要なのは、これらのボタンの「配置順」です。最もクリック率が高いのは、1番目と2番目のボタンです。つまり、最も売上につながりやすい商品や、緊急性の高い商品(限定品など)をトップに配置する必要があります。

ECサイト接続設計で直帰率を30%以下に保つ構造

InstagramからECサイトへ流入したユーザーの直帰率が60%を超えている場合、着地ページ(ランディングページ)の設計に問題があります。

直帰率が高い原因:期待値とのズレ

Instagramで「限定商品がある」と期待してプロフィール欄をクリックしたユーザーが、ECサイトのトップページに到着すると、その期待値が満たされません。トップページでは、複数の商品が並び、情報量が多く、次に何をクリックすべきか不明確になるのです。

つまり、Instagramの限定商品ボタンをクリックしたなら、ECサイトの限定商品ページに直結させる必要があります。この「入口と出口の一貫性」が、EC接続設計の基本です。

Shopify管理画面でInstagram流入の次ページクリック数を確認すると、特定のカテゴリページまたは商品ページへのクリック率が自動計測できます。次ページクリック率が50%未満であれば、ランディングページにおける導線設計が機能していない信号です。

実装例:Instagram流入用の専用ランディングページの作成

最も効果的な方法は、Instagram流入専用のランディングページを別途作成することです。これにより、以下のメリットが生まれます。

  • ページデザインをInstagramの世界観で統一できる
  • 商品選択肢を絞ることで、ユーザーの判断を簡素化できる
  • GA4でInstagram流入の特定ページへのアクセスを独立して追跡できる

例えば、Instagramで投稿している商品カテゴリが「スキンケア」なら、ECサイトのスキンケアカテゴリページをInstagram流入専用にカスタマイズするのです。トップページのナビゲーションを非表示にし、スキンケア商品のみを表示させ、ページ下部に「他のカテゴリを見る」というボタンを配置します。

このような設計により、Instagram流入直後の直帰率を60%から30%に改善した事例があります。

Instagramフォロワーの質を判断する指標

フォロワー数は多いのに売上が出ない企業の多くは、「フォロワーの質を測定していない」という共通点があります。1万人のファン的フォロワーと、10万人の無関心フォロワーでは、売上への貢献度は大きく異なります。

フォロワーの質を測定する3つの指標

フォロワーの質は、以下の3つの指標で判定します。

  • エンゲージメント率:(いいね数+コメント数)÷フォロワー数。業界平均は3~5%。5%以上であればフォロワーの質が高い
  • プロフィール訪問率:投稿を見たユーザーのうち、プロフィール欄をクリックした割合。10%以上が目安
  • 購買転換率:InstagramからのEC流入に対する購買数。食品ECで1~3%、ファッションECで2~5%が平均

これら3つの指標を確認することで、フォロワー数は多いが質が低い状態を検知できます。その場合は、フォロワー数を増やす施策ではなく、既存フォロワーとの関係性を深める施策(コメント返信の充実、ストーリーズの活用など)に予算を配分するべきです。

SNS集客とAI検索対策を統合する考え方

Instagramはあくまで「共感と推薦」の場所です。これに対して、SEOやAI検索対策は「質問と回答」の場所です。つまり、全く異なるユーザー心理が動いています。

Instagramで共感を生み出し、AI検索対策で信頼を構築し、ECサイトで購買を促進する。この3つの層を統合して初めて、売上構造が成立するのです。

福岡ECサイト株式会社では、この3つの構造を「SEO=検索」「SNS=共感」「AI=推薦」として理論化しています。それぞれが独立した集客チャネルではなく、ユーザーの購買心理の異なるステップを担当する統合構造なのです。

多くの企業は、Instagramの売上が出ないからと、別の施策に予算をシフトさせています。しかし、本来必要なのは「Instagramという施策自体の見直し」と「ECサイト設計の改善」の両立なのです。

福岡ECサイト株式会社が支援した事例:ファッションブランドのInstagram売上が200%増加した改善事例

月商500万円のアパレルブランドが、Instagramフォロワーを5万人まで増やしたものの、売上は月商600万円までしか伸びていませんでした。SNS運用代理店に毎月25万円を支払い続けている状態でした。

分析の結果、3つの問題が判明しました。

  • 投稿内のリンククリック率が0.5%と極めて低い
  • プロフィール欄がトップページのみへのリンクで、他の情報がない
  • ECサイトのトップページへの流入直後の直帰率が70%

改善施策として、以下の3点を実装しました。

  1. 投稿内のリンクを削除し、反復性のあるストーリーテリング投稿に統一(毎週月曜は素材の話、木曜はユーザー事例)
  2. Linktreeに「新作コレクション」「セール商品」「ブランドストーリー」の3つのボタンを設置
  3. Shopify内に「Instagram流入専用ランディングページ」を別途作成し、月季ごとのメインコレクション3商品のみを表示

実装後3ヶ月で、Instagram経由の売上は月150万円に増加しました。つまり、月商における Instagram寄与度が12%から25%に上昇し、全体の月商も850万円へ拡大したのです。

重要なのは、フォロワー数は変わらなかった点です。つまり、導線設計の改善だけで、同じフォロワーベースからの売上を3倍以上に高めたということです。

Instagramからの売上を加速させるために確認すべきチェックリスト

以下の項目に当てはまる場合は、該当する層の改善が必要です。

  • フォロワー増加率が月3%未満→ 第1層(投稿設計)を見直し。反復性とストーリーテリング要素を強化する
  • プロフィール欄がトップページへのリンクのみ→ 第2層(プロフィール導線)を見直し。Linktreeで複数の選択肢を用意する
  • Instagram流入直後の直帰率が60%以上→ 第3層(EC接続設計)を見直し。専用ランディングページの作成を検討する
  • エンゲージメント率が3%未満→ フォロワーの質が低い。新規フォロワー獲得より既存フォロワーとの関係性強化を優先する

複数に当てはまる場合は、上から順番に対策することが重要です。

Instagramフォロワーを売上に変える判断基準まとめ

現在の状況 優先すべき対策 判断基準
フォロワーが増えない 投稿設計の見直し 月5%以上の増加率を目指す
プロフィール閲覧後の流出が多い プロフィール導線の改善 リンククリック率30%以上を目指す
EC流入はあるが購買に繋がらない ランディングページ設計の改善 直帰率30%以下、次ページクリック率50%以上を目指す
フォロワーは多いが購買率が低い フォロワーの質を高める エンゲージメント率5%以上を目指す

Instagramに関するよくある質問

Q1. InstagramのフォロワーをECサイトの売上に繋げるには、最低どのくらいのフォロワー数が必要ですか?

フォロワー数そのものに必要な下限はありません。1,000人のアクティブで関心度の高いフォロワーから月商100万円の売上を生み出している企業もあれば、10万人のフォロワーがいても月商100万円未満の企業もあります。

重要なのは、フォロワー数ではなく「フォロワーの質」です。エンゲージメント率が5%以上あれば、フォロワー数が少なくても売上につなげられます。

つまり、フォロワー1,000人でエンゲージメント率8%の場合、購買意欲の高いユーザーは月80人となります。そのうち3%が購買に繋がれば、月2~3件の売上が生まれます。反対に、フォロワー10万人でエンゲージメント率2%であれば、購買意欲の高いユーザーは月2,000人ですが、購買に繋がるのは60件に過ぎません。導線設計が不良だと、さらに減少します。

Q2. Instagramに投稿する頻度はどのくらいが目安ですか?

頻度そのものより「一貫性」が重要です。毎日投稿していても、内容がバラバラで反復性がなければ、フォロワーは来店習慣を形成しません。

推奨されるのは「週3回、同じ曜日・同じ時間帯」です。例えば、月曜10時、水曜20時、金曜15時というように、ユーザーが投稿を予期できる習慣を作るのです。

さらに重要なのは、ストーリーズの活用です。ストーリーズは24時間で削除されるため、毎日複数回投稿しても疲労感を与えません。むしろ、ストーリーズで日常的な接点を作ることで、フォロワーの心理的距離が近くなります。

Q3. Instagramの売上が出ないから、広告予算に切り替えるべきですか?

いいえ。Instagramの売上が出ない理由が「フォロワーが少ないから」であれば広告の検討も必要ですが、「フォロワーは多いのに売上が出ない」場合は、広告に予算をシフトさせるべきではありません。

その場合は、既存の資産(フォロワー)を活用して導線設計を改善する方が、ROIが高くなります。つまり、プロフィール導線の改善やランディングページの最適化に予算を配分すべきです。

ただし、フォロワー増加率が月3%未満で、かつ投稿のエンゲージメント率が2%以下の場合は、オーガニック施策だけでは限界があるため、Instagram広告の併用を検討する価値があります。

Q4. ECサイトのリニューアルに際して、Instagramとの連携をどのように設計すべきですか?

サイトリニューアルの際に見落とされるのが、Instagramとの連携設計です。多くの企業は、ECサイトを刷新する際にShopifyやMakeShopへの移行を検討しますが、その際にInstagram連携の導線も新しく設計する必要があります。

最低限、以下の3点を確認してください。

  • Shopifyの「Instagram Shop」機能を有効にしているか(商品をInstagramからダイレクトに購買できるようにする)
  • Google Analytics 4でInstagram流入を独立して追跡できるUTMパラメータを設定しているか
  • Instagramプロフィール欄のリンク先を、新しいランディングページに更新したか

特に重要なのは、リニューアル後のURLが変更された場合、プロフィール欄のリンク先も同時に更新する必要があるという点です。これを忘れると、既存フォロワーからの流入が404エラーになり、購買の機会損失が発生します。

Q5. InstagramとTikTok、どちらに注力すべきですか?

ターゲットの年齢層によって異なります。20~30代の女性をターゲットにしている企業ならInstagram、10~20代をターゲットにしている企業ならTikTokが向いています。

ただし、EC売上に繋げるという観点からは、Instagramの方が有利です。理由は、Instagramのユーザーは「商品を購買する際に参考にする」という行動習慣があり、購買心理が形成されやすいからです。TikTokは「エンターテインメント」の場所であり、購買に繋がるまでのステップが多くなります。

つまり、ブランド認知を優先する場合はTikTok、売上を優先する場合はInstagramという選択肢が妥当です。

つまり、Instagramフォロワーが売上に繋がらない企業とは

Instagramフォロワーが売上に繋がらない企業とは、「投稿→プロフィール→ECサイト」の3つの層における導線が統合されていない企業です。各層が独立した目的を持ち、フォロワーが購買心理に到達する前に流出してしまっているのです。

フォロワーを増やすだけでは売上は増えません。増やしたフォロワーを購買に繋ぐ構造が同時に存在する必要があります。

Instagramを売上チャネルに変えるための3つの改善ステップ

Instagramからの売上を実現するには、以下の優先順位で改善を進めてください。

  1. 第1層:投稿設計の改善
    月5%以上のフォロワー増加率を達成するまで、ストーリーテリング投稿と反復性を強化します。GA4でInstagramの全体トラフィックが月20%以上増加する状態が確認できたら次に進みます。
  2. 第2層:プロフィール導線の改善
    Linktreeで複数の選択肢を用意し、プロフィール欄からのリンククリック率を30%以上に高めます。
  3. 第3層:EC接続設計の改善
    Instagram流入専用のランディングページを作成し、直帰率を30%以下に改善します。

判断基準として、各層で達成すべき数値は以下の通りです。

  • 第1層達成:月5%以上のフォロワー増加、エンゲージメント率5%以上
  • 第2層達成:プロフィール訪問後のリンククリック率30%以上
  • 第3層達成:EC流入直後の直帰率30%以下、購買転換率2%以上

これら3つの層が機能した状態になれば、Instagramは確実な売上チャネルへと変わります。

今すぐ始めるべき最初の一歩

Instagramからの売上を改善するなら、まずは現在の状況を正確に把握することから始めてみてください。GA4とInstagram Business Accountを開き、以下の3つの数値を確認してください。

  • 直近3ヶ月のフォロワー増加率
  • プロフィール訪問数とそのリンククリック数
  • Instagram流入の直帰率と次ページクリック率

この3つのデータで、あなたのInstagram運用がどの層に問題を抱えているかが明確になります。その上で、優先すべき改善が自動的に決定されます。

お客様の声:EC事業部の売上構造が変わった事例

化粧品メーカー EC事業部長

「Instagramのフォロワーが3万人いても、月商は600万円止まりでした。SNS運用代理店に問い合わせても、『フォロワーを増やしましょう』としか言われず、改善の実感がありませんでした。福岡ECサイト株式会社に相談し、投稿設計・プロフィール導線・ランディングページの3つを同時に改善したところ、3ヶ月でInstagram経由の売上が月150万円に跳ね上がりました。フォロワー数は変わらないのに売上が2.5倍になる経験は初めてです。今はInstagramを最も効率的な集客チャネルとして位置づけており、広告予算もシフトさせています。」

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