Shopify制作会社おすすめ15選|費用・実績・得意分野と選び方を比較【2026年版】
福岡ECサイト株式会社
代表 鳥井 敏史
福岡ECサイト株式会社 代表 鳥井 敏史
ECサイト制作・AI検索対策の実務コンサルタント。15年以上にわたりECサイトの売上構造改善と集客設計を支援。売上改善・集客改善の実務支援を中心に企業のECサイト構造の再設計を行う。
専門分野
ECサイト制作 ECサイトリニューアル AI検索対策 SEO / コンテンツ設計ECサイト改善の主な実績
この記事の監修
福岡ECサイト株式会社 代表 鳥井 敏史
「Shopify制作会社」とは、Shopifyを利用したECサイトの設計、デザイン、構築、機能開発、データ移行、公開支援、運用・保守などを専門的に支援する会社です。
ーー
ShopifyでECサイトを制作したいと思っても、制作会社によって対応範囲や得意分野は大きく異なります。デザインに強い会社、データ移行や独自開発に強い会社、Shopify Plusを使った大規模構築に強い会社、公開後の運用まで支援する会社など、特徴はさまざまです。
会社名や制作料金だけで依頼先を決めると、「必要な機能に対応できない」「データ移行が見積もりに含まれていない」「公開後の運用を相談できない」といった問題が起こる可能性があります。
この記事では、Shopify制作会社15社の特徴を比較するとともに、制作会社へ依頼できること、費用・期間、実績や見積書の確認方法、目的別の選び方まで解説します。新規制作、Shopifyサイトのリニューアル、他カートからの移行のどれを検討している場合でも、自社に合う依頼先を判断できる内容です。
なお、比較対象には本記事を運営する福岡ECサイト株式会社も含まれます。掲載順は順位ではなく、各社の公式サイトで確認できる対応領域をもとに整理しています。最終的な依頼先は、公式情報、個別提案、見積もりを確認したうえでご判断ください。
この記事でわかること
- Shopify制作会社へ依頼できる業務
- おすすめ15社の特徴と得意分野
- 新規制作・リニューアル・カート移行に合う会社の選び方
- Shopify制作の費用と期間の目安
- 実績・見積書・継続料金の比較方法
- SEO、データ移行、外部システム連携の確認事項
1. Shopify制作会社とは
Shopify制作会社とは、Shopifyを利用したECサイトの設計、デザイン、構築、機能追加、データ移行、公開支援などを行う会社です。会社によっては、公開後の更新、広告、SEO、CRM、物流、カスタマーサポートまで対応します。
Shopifyにはテーマと呼ばれるデザインの土台や、機能を追加するアプリがあります。基本的なストアであれば自社でも開設できますが、ブランドに合わせたデザイン、複雑な商品構成、会員制度、外部システム連携などが必要になると、設計・開発・検証の専門知識が求められます。
一般的なWeb制作会社との違い
一般的なWeb制作会社は、コーポレートサイトや採用サイトなど幅広いWebサイトを制作します。Shopify制作会社には、それに加えて商品、在庫、注文、決済、配送、顧客情報など、EC特有の仕組みを理解した設計が求められます。
見た目が整っていても、送料が正しく計算されない、在庫が連携されない、担当者が商品を更新しにくい状態では、ECサイトを継続して運営できません。デザインと販売業務の両方を考えられるかが重要です。
Shopify Partnerとは
Shopify Partnerは、Shopifyのエコシステムでストア構築、テーマ・アプリ開発、紹介などを行う事業者向けのプログラムです。パートナーであることは確認材料の一つですが、それだけで自社に合う会社とは判断できません。
認定区分や表彰歴を確認する場合も、現在の公式サイトで最新情報を確かめたうえで、実際の制作実績、担当範囲、得意な規模や業種をあわせて見ましょう。
制作だけを行う会社と運用まで支援する会社
制作を中心とする会社は、サイト設計、デザイン、テーマ実装、公開までを主に担当します。一方、運用支援型の会社は、公開後の商品更新、販促、広告、アクセス解析、CRM、物流なども継続して支援します。
社内にEC担当者がいる場合は制作中心の会社でも対応できますが、運営体制が不足している場合は、公開後まで支援できる会社が向いています。
2. Shopify制作会社へ依頼できること

Shopifyストアの新規制作
事業計画、ターゲット、商品構成を整理し、サイト設計、デザイン、テーマ設定、商品登録、決済・配送設定、公開テストまで依頼できます。会社によっては、ロゴや商品撮影、原稿制作にも対応します。
既存Shopifyサイトのリニューアル
現在のShopifyストアを調査し、テーマの刷新、購入導線の改善、表示速度の見直し、アプリ整理、データ移行などを行います。新しいストアを別に構築する場合は、公開直前の差分データも考慮します。
他カートからShopifyへの移行
EC-CUBE、MakeShop、futureshop、カラーミーショップ、WooCommerce、独自システムなどから、商品、顧客、注文、記事を移行します。ポイント、会員ランク、定期購入、顧客パスワードは個別の確認が必要です。
デザイン・テーマのカスタマイズ
既製テーマの調整から、ブランドに合わせたオリジナルデザイン、独自テーマの実装まで依頼できます。スマートフォンでの使いやすさや、運営担当者が更新しやすい設計も確認します。
アプリ選定・独自機能開発
レビュー、ポイント、定期購入、ギフト、検索などのアプリを選定・設定します。既存アプリで実現できない場合は、テーマの機能追加、カスタムアプリ、API連携を検討します。
決済・配送・外部システムの設定
決済、送料、税、通知メールを設定し、基幹、在庫、受注、倉庫、会計、CRMなどの外部システムと連携します。会社によって開発可能な範囲が異なるため、見積もり前の確認が必要です。
SEOと公開後の運用
タイトルやメタ情報、URL、301リダイレクト、構造化データ、アクセス解析などを整備します。公開後は、更新代行、広告、SEO、CRM、売上分析、改善提案を依頼できる場合があります。
3. 自社制作と制作会社へ依頼する場合の違い
| 比較項目 | 自社制作 | フリーランス | 制作会社 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 外注費を抑えやすい | 会社より抑えられる場合がある | 体制に応じた費用が必要 |
| 対応範囲 | 社内の知識と時間による | 個人の専門領域による | 複数職種で広く対応しやすい |
| デザイン・開発 | 複雑な実装は難しい場合がある | 得意分野では柔軟 | 設計から開発・テストまで分担できる |
| データ移行 | 自社で検証が必要 | 経験の有無を確認 | 移行実績と検証体制を確認できる |
| 進行管理 | 自社で管理 | 担当者間で直接調整 | ディレクターが管理する場合が多い |
| 公開後 | 自社で対応 | 契約内容による | 保守・運用を依頼できる場合がある |
自社制作に向いているケース
- 商品数とページ数が少ない
- 既製テーマを大きく変更しない
- 複雑な会員制度や外部連携がない
- 社内にShopifyを扱える担当者がいる
- 制作とテストに十分な時間を確保できる
制作会社への依頼に向いているケース
- オリジナルデザインや独自機能が必要
- 商品・顧客・注文データが多い
- 他カートから移行する
- 定期購入、ポイント、会員ランクがある
- 基幹・在庫・倉庫システムと連携する
- SEOへの影響を抑えて公開したい
- 社内だけでは進行管理が難しい
4. Shopify制作会社の種類とおすすめ15社比較

Shopify制作会社は、対応するサイト規模や支援領域によって分類できます。大規模なShopify Plus構築に強い会社、アプリ・API開発に強い会社、運用・物流まで対応する会社、地域密着で相談しやすい会社などがあります。
以下は2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている情報をもとに整理したものです。Shopify構築を明示していることに加え、デザイン、開発、移行、運用、マーケティング、物流、地域対応など、異なる比較軸を確認できる会社を選定しました。サービスや認定状況は変更される可能性があるため、依頼時には各社へ最新の対応範囲をご確認ください。
| 会社・サービス | 主な拠点 | 確認できる特徴 | 向いている相談 |
|---|---|---|---|
| 福岡ECサイト株式会社 | 福岡・東京 | EC制作、アプリ開発、SEO、運用支援 | 新規、リニューアル、移行、集客改善 |
| コマースメディア株式会社 | 東京・福岡 | 構築から運営、物流、広告まで総合支援 | 運用を含むEC事業全体 |
| コロニーインタラクティブ株式会社 | 東京・福岡・大分 | デザイン、Shopifyカスタマイズ、アプリ開発 | ブランド表現と機能開発 |
| フラッグシップ株式会社 | 東京 | Shopify Plus専業、エンタープライズEC | 大規模リニューアル・移行 |
| 株式会社ウェブライフ | 東京 | Shopify構築、独自アプリ、グロース支援 | 大規模・多国展開・運用基盤 |
| 株式会社ハックルベリー | 東京 | アプリ開発、EC構築、KPI・グロース支援 | アプリ活用と売上改善 |
| 株式会社GO RIDE | 横浜ほか | 構築、カート移行、アプリ、広告、越境EC | 構築からマーケティングまで |
| 株式会社飛躍 | 東京・京都 | 国内・越境EC、BtoB、構築・運用 | 越境ECと複雑な業務設計 |
| AnyMind Group株式会社 | 東京・海外拠点 | EC構築、マーケティング、物流、海外展開 | D2C・越境・ユニファイドコマース |
| 株式会社あんどぷらす | 静岡 | ブランド設計、UI/UX、アプリ・システム開発 | デザインと独自機能 |
| アートトレーディング株式会社 | 東京 | Shopify制作、運営代行、物流 | 構築後の運営・フルフィルメント |
| 株式会社refactory | 東京 | Shopify構築・EC開発、運用支援 | EC開発と継続改善 |
| TUNA | オンライン対応 | Shopify制作パッケージ、グロース支援 | 構築と運用の標準化 |
| シェア株式会社 | 福岡 | Shopify専門のEC構築・運営支援 | 福岡で継続相談したい企業 |
| ENOVAS | 福岡 | EC制作、デザイン、SEO、運用レクチャー | 小中規模の新規制作 |
目的別のおすすめ会社
- Shopify Plus・大規模構築:フラッグシップ、ウェブライフ、コマースメディア、コロニーインタラクティブ
- アプリ・独自機能:福岡ECサイト、ハックルベリー、GO RIDE、あんどぷらす
- 越境EC・海外展開:飛躍、AnyMind Group、GO RIDE
- 運営・物流まで一括支援:コマースメディア、アートトレーディング、AnyMind Group
- 福岡で相談しやすい:福岡ECサイト、コマースメディア、コロニーインタラクティブ、シェア、ENOVAS
福岡ECサイト株式会社
ECサイトの新規制作・リニューアルに加え、Shopifyアプリ開発、SEO、運用支援まで対応しています。Shopify以外のECカートにも対応しているため、他カートからの移行や、カート選定から相談したい企業にも向いています。福岡を拠点としながら全国対応しています。
コマースメディア株式会社
Shopify構築だけでなく、商品更新、受注処理、カスタマーサポート、物流、広告、分析まで幅広く支援しています。東京と福岡に拠点があり、制作後のEC運営をまとめて依頼したい企業に適しています。
コロニーインタラクティブ株式会社
EC構築実績とデジタルクリエイティブを強みに、Shopifyのカスタマイズやアプリ開発へ対応しています。ブランドの世界観とシステム要件の両方を重視したい場合に検討しやすい会社です。
フラッグシップ株式会社
Shopify Plusを利用するエンタープライズECの構築・移行・運用に特化しています。大規模な商品・顧客データ、複雑な外部連携、国内市場向けの独自要件がある企業向けです。
株式会社ウェブライフ
Shopifyを基盤としたEC構築・運用支援サービスを提供し、独自アプリやグロース支援にも対応しています。B2B・D2C、多国展開、ERPや実店舗を含む運用基盤を整えたい企業に向いています。
株式会社ハックルベリー
Shopifyアプリの開発・提供に加え、EC構築とグロース支援を行っています。事業計画やKPIから相談し、アプリを活用して公開後の売上改善まで進めたい企業の候補になります。
株式会社GO RIDE
Shopify構築、保守、カート移行、カスタムアプリ、広告、SNS、メールマーケティング、越境ECを横断して支援しています。制作とマーケティングを別会社へ分けたくない場合に検討できます。
株式会社飛躍
国内EC、越境EC、BtoBストアの構築・運用を支援しています。多言語・海外配送だけでなく、商流や業務フローを踏まえた構築を相談したい企業に向いています。
AnyMind Group株式会社
EC構築からマーケティング、製造、物流、海外展開までを包括的に支援しています。D2Cブランドや、実店舗・海外市場を含む複数チャネルの統合を検討する企業向けです。
株式会社あんどぷらす
ブランド戦略、UI/UX、Shopify構築、専用アプリ・システム開発、保守まで対応しています。ブランドの世界観を反映したデザインと、業務に合わせた独自機能の両方を求める場合に適しています。
アートトレーディング株式会社
Shopify制作に加え、EC運営代行や物流・フルフィルメントまで支援しています。社内にEC運営や出荷の体制が不足しており、公開後の実務もまとめて相談したい企業に向いています。
株式会社refactory
Shopifyを使ったEC構築・開発と運用支援を行っています。ECの開発力と運用経験を重視し、公開後も継続して改善したい企業の候補になります。
TUNA
ECサイト構築とグロースのノウハウをまとめたShopify制作パッケージを提供しています。必要な機能を整理された形で導入し、公開後の成長支援まで相談したい事業者向けです。
シェア株式会社
福岡を拠点とするShopify専門のEC支援会社で、ブランドや商品の理解を踏まえた構築・運営支援を行っています。福岡で相談しやすく、公開後も伴走できる会社を探している場合に検討できます。
ENOVAS
福岡を拠点に、Shopifyを含むECサイト制作、デザイン、SEOなどを提供しています。比較的小規模な新規制作や、運用方法の説明まで含めて相談したい企業の候補になります。
5. Shopify制作会社へ依頼したほうがよいケース
Shopifyは自社でもストアを開設できますが、すべての企業が内製に向いているわけではありません。制作費だけで判断せず、公開までに必要な時間、データの重要性、必要な機能、公開後の運営体制を踏まえて決めましょう。
ECサイトの制作経験がない
ECサイトでは、デザインだけでなく、商品、在庫、決済、配送、税、通知、特定商取引法に基づく表記などを設定します。社内に経験者がいない場合は、必要な作業の洗い出しから支援できる制作会社へ依頼すると、設定漏れを防ぎやすくなります。
オリジナルデザインや独自機能が必要
ブランドに合わせたデザイン、特殊な商品オプション、会員限定販売、BtoB取引などが必要な場合は、テーマやアプリの知識に加えて開発力が求められます。既存機能で実現できる範囲と、独自開発が必要な範囲を整理できる会社が適しています。
商品・顧客・注文データが多い
大量データの移行では、件数が合っているだけでなく、商品バリエーション、画像、SKU、顧客、注文の関連付けまで確認します。テスト移行と照合作業を行える制作会社へ依頼したほうが安全です。
Shopifyサイトをリニューアルしたい
既存Shopifyストアをリニューアルする場合は、現在のテーマ、アプリ、独自コード、URL、外部連携を調査します。新しいデザインを作るだけではなく、既存の売上や運用を守りながら切り替えられる会社を選びます。
他カートからShopifyへ移行したい
移行元とShopifyでは、商品、顧客、注文、カテゴリーなどのデータ形式が異なります。ポイント、会員ランク、定期購入、顧客パスワード、決済情報は単純にコピーできないため、移行元カートの経験がある会社へ相談することが重要です。
外部システムと連携したい
基幹、在庫、倉庫、受注、会計、CRM、POSなどを連携する場合は、API、CSV、連携サービスの仕様を確認します。システムごとの商品コードや更新タイミングまで設計できる会社が必要です。
SEOへの影響を抑えたい
リニューアルや移行では、URLやHTML構造が変わる可能性があります。検索流入が売上に影響するサイトは、旧URLの収集、301リダイレクト、メタ情報の移行、公開後の監視まで対応できる会社を選びましょう。
公開後の運用も依頼したい
社内にEC担当者がいない場合、公開後に商品更新や販促が止まってしまうことがあります。制作前から運用分担を決め、更新、広告、分析、改善、カスタマーサポートなどを継続依頼できるか確認します。
6. Shopify制作にかかる費用

Shopifyの制作費は、デザイン、ページ数、商品数、必要な機能、データ移行、外部連携によって変わります。以下は一般的な制作内容を整理するための目安であり、実際の金額は要件と制作会社によって異なります。見積もりを比較する際は、税込・税別の表記と、アプリ・外部サービスの料金が含まれているかも確認してください。
| 制作内容 | 費用の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 初期設定・小規模制作 | 30万〜80万円程度 | 既製テーマ、基本設定、少数の商品登録 |
| テーマカスタマイズ | 80万〜200万円程度 | 構成設計、テーマ調整、アプリ設定 |
| オリジナルデザイン | 150万〜400万円程度 | 独自UI、複数テンプレート、詳細な検証 |
| リニューアル・他カート移行 | 200万〜500万円以上 | 現状調査、データ移行、SEO、切り替え |
| Shopify Plus・大規模開発 | 500万〜1,000万円以上 | 大規模データ、独自開発、複数システム連携 |
費用帯の境界は固定ではありません。商品数が少なくても独自開発が多ければ高額になり、商品数が多くてもデータが整理されていれば作業を抑えられる場合があります。
初期設定中心の制作費
既製テーマを利用し、基本的な商品登録、決済、配送、必要ページを設定する方法です。小規模な新規事業に向きますが、デザイン変更やデータ移行が追加されると費用も増えます。
テーマカスタマイズの費用
既製テーマを土台に、トップページ、商品ページ、コレクション、メニューなどを調整します。テーマの標準機能を活かせるほど費用を抑えやすくなります。
オリジナルデザインの費用
ブランドや購入導線に合わせて画面を設計し、テーマへ実装します。制作するテンプレート数、アニメーション、撮影、原稿制作、修正回数などによって費用が変わります。
リニューアル・カート移行の費用
新規制作の作業に加え、現行サイトの調査、データ変換、テスト移行、リダイレクト、差分移行が必要です。ポイント、定期購入、外部連携がある場合は個別の設計・開発費が発生します。
Shopify Plus・大規模構築の費用
大量データ、BtoB、複数国・複数ストア、基幹・倉庫連携、独自アプリなどを含む大規模案件では、要件定義と開発・検証の体制が大きくなります。初期構築だけでなく、保守や継続開発の予算も計画します。
費用を抑える方法
- 必要な機能と将来追加する機能を分ける
- 既製テーマの標準機能を活用する
- 商品・顧客データを事前に整理する
- 原稿・画像・確認担当者を早めに用意する
- アプリと独自開発の総費用を比較する
- 複数社へ同じ条件で見積もりを依頼する
7. Shopify制作にかかる期間
制作期間は、サイト規模だけでなく、要件確定、素材準備、社内確認、決済審査、データ移行にかかる時間で変わります。以下は必要な情報や素材が予定どおり準備され、確認が進む場合の目安です。公開希望日から逆算し、テストと修正の期間を確保することが重要です。
| 制作内容 | 期間の目安 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 初期設定・小規模制作 | 1〜2か月程度 | 既製テーマ、少数商品、複雑な連携なし |
| テーマカスタマイズ | 2〜4か月程度 | 構成・デザイン調整、アプリ設定 |
| オリジナルデザイン | 3〜6か月程度 | 独自デザイン、複数ページ、機能実装 |
| リニューアル・カート移行 | 3〜6か月以上 | 調査、移行、SEO、差分データ対応 |
| Shopify Plus・大規模構築 | 6か月〜1年以上 | 要件定義、独自開発、複数システム連携 |
期間に影響する主な要素
- 商品・顧客・注文データの量と品質
- ページ数とデザインの種類
- アプリ・独自機能の数
- 外部システムの仕様と連携テスト
- 原稿、画像、商品情報の準備状況
- 社内の確認・承認に必要な日数
- 決済サービスの申込みと審査
- 制作会社の着手可能時期
公開希望日から逆算する
セール、繁忙期、新商品発売の直前に公開すると、問題が起きた際の影響が大きくなります。公開後の安定運用期間を確保し、繁忙期より前に切り替えられるよう計画します。
制作期間を短縮するための準備
要望を早く伝えるだけではなく、決裁者、確認担当者、商品データ、画像、原稿、参考サイト、必要機能を用意します。修正の窓口を一つにすると、確認の行き違いを減らせます。
8. Shopify制作会社を選ぶ10のポイント

1. Shopifyの制作実績
制作件数だけでなく、どの規模・業種・依頼内容を担当したか確認します。新規制作の実績が多くても、大規模移行やShopify Plusの経験が十分とは限りません。
2. 自社と近い業種・規模の実績
食品、アパレル、化粧品、BtoBなどでは必要な商品情報や販売方法が異なります。自社と似た商品数、受注量、業務フローの案件を経験しているか確認します。
3. 新規・リニューアル・移行への対応範囲
依頼の種類によって必要な能力が変わります。特に移行案件では、現行サイトの調査、データ変換、SEO、差分移行、公開当日の対応まで確認します。
4. デザインと購入導線の設計力
制作実績をパソコンだけでなくスマートフォンでも確認し、商品検索、商品選択、カートまで使いやすいかを見ます。ブランドの表現だけでなく、購入しやすさも重要です。
5. アプリと独自開発の提案力
何でもアプリで対応すると月額費用や表示速度へ影響し、何でも独自開発すると初期費用と保守負担が増えます。標準機能、アプリ、テーマ実装、独自開発を比較して提案できるか確認します。
6. データ移行の経験
商品、顧客、注文だけでなく、画像、記事、ポイント、レビュー、URLをどこまで移行できるか確認します。少量のテスト移行を行い、結果を共有する会社が安心です。
7. SEOとリダイレクトへの対応
旧URLと新URLの対応表、301リダイレクト、タイトル・本文の移行、Search Consoleでの公開後確認が含まれるかを確認します。「SEO対応」という言葉だけで判断せず、具体的な作業を聞きます。
8. 外部システムとの連携実績
連携予定の基幹、在庫、倉庫、会計などと同じシステムの経験があるか確認します。経験がない場合でも、仕様書を読み、関係会社と調整できる体制があるかが重要です。
9. 公開後の運用・保守
不具合対応、更新、機能改善、アクセス分析など、公開後に依頼できる内容を確認します。対応時間、月額料金、作業上限、緊急時の連絡方法も比較します。
10. 見積もりと担当範囲の分かりやすさ
作業項目、数量、修正回数、成果物、対象外作業、追加料金の条件が明記されているか確認します。総額が安くても、必要な作業が別料金では正しく比較できません。
新規制作に強い会社の選び方
商品を登録するだけでなく、事業目的、ターゲット、商品分類、購入導線、決済・配送、公開後の集客まで設計できる会社を選びます。初めてECを運営する場合は、管理画面の説明や運用ルール作りも確認します。
Shopifyリニューアルに強い会社の選び方
現在のテーマ、独自コード、アプリ、アクセス、売上、運用課題を調査できる会社が向いています。デザイン変更だけでなく、残す機能、廃止する機能、データやURLの切り替え方法を説明できるか確認します。
他カートからの移行に強い会社の選び方
移行元カートの経験、データ出力方法、商品・顧客・注文の変換、ポイント・定期購入、顧客案内、SEOを確認します。テスト移行、本番移行、差分移行を分けて計画できる会社が適しています。
運用・保守に強い会社の選び方
制作担当と運用担当が情報を共有できるか、改善提案がどの頻度で行われるか、広告・CRM・SEOまで対応するかを確認します。自社が担当する業務と制作会社へ任せる業務を明確にして比較しましょう。
9. Shopify制作実績を確認するときの注意点
制作会社を比較するとき、多くの企業が最初に確認するのが制作実績です。ただし、実績ページに掲載されたサイトの見た目や件数だけでは、制作会社の対応力を正確に判断できません。
実績件数だけで判断しない
制作件数が多くても、既製テーマの初期設定が中心の場合と、要件定義からデータ移行・独自開発まで担当した場合では、経験の内容が異なります。件数とあわせて、どのような課題を解決した実績なのかを確認します。
制作会社が担当した範囲を確認する
実績として掲載されていても、デザインだけ、コーディングだけ、運用だけを担当している場合があります。次の項目のうち、どこまで担当したかを質問しましょう。
- 事業・EC戦略
- 要件定義
- サイト構成
- UI/UXデザイン
- テーマ実装
- アプリ選定
- 独自アプリ・API開発
- 商品・顧客・注文の移行
- SEO・リダイレクト
- 公開後の運用
自社と近い業種・規模を見る
商品数が数十件のD2Cサイトと、数万SKUを扱うECサイトでは設計が異なります。自社と近い業種、商品数、受注量、販売地域、会員制度を持つ案件の経験を確認します。
新規制作かリニューアル・移行か確認する
新規制作ではゼロから設計できますが、リニューアルや移行では既存データ、URL、顧客、注文、外部連携を引き継ぎます。今回の依頼と同じ種類の実績があるかが重要です。
公開時期と現在の状態を確認する
数年前の制作実績は、現在のShopifyテーマや機能と条件が異なる場合があります。また、公開後に別会社が改修している可能性もあります。制作時期と、掲載画面が制作当時のものかを確認します。
スマートフォンで実際に操作する
実績サイトが公開されている場合は、トップページだけでなく、メニュー、検索、コレクション、商品ページ、カートまで操作します。ブランド表現に加え、商品を探しやすく購入しやすいかを確認しましょう。
非公開実績について質問する
契約上の理由で、制作会社のサイトに掲載できない実績もあります。自社と近い案件が見当たらない場合は、社名を伏せた形で対応内容や規模を説明できるか聞いてみましょう。
成果の数字は前提条件も確認する
売上やCVRが改善した事例は参考になりますが、サイト制作だけでなく、商品、広告、価格、キャンペーンなどの影響も含まれます。どの施策を行い、どの期間と条件で比較した数字なのかを確認します。
10. Shopify制作の見積書で確認する項目
複数の制作会社から見積もりを取ると、総額だけでなく、項目の分け方や含まれる作業が異なります。金額を正しく比較するには、同じ条件と範囲で見積もられているかを確認する必要があります。
要件定義・調査
新規制作では事業や必要機能の整理、リニューアル・移行では現行サイト、データ、アプリ、外部連携の調査が必要です。調査費が含まれていない場合、制作開始後に追加費用が発生する可能性があります。
サイト設計・デザイン
サイトマップ、ワイヤーフレーム、デザインを作るページ数を確認します。パソコンとスマートフォンを別に制作するのか、既製テーマの調整なのか、完全なオリジナルデザインなのかも確認します。
テーマ実装
実装するテンプレートとセクション、対応ブラウザ、アニメーション、更新機能などを確認します。「テーマカスタマイズ一式」としか書かれていない場合は、対象範囲を明文化してもらいましょう。
商品・顧客・注文データ
登録・移行するデータの種類、件数、画像、バリエーション、独自項目を確認します。データ整形、テスト移行、エラー修正、移行後の照合が料金に含まれているかも重要です。
アプリと独自機能
アプリの初期設定、デザイン調整、データ移行、動作確認の費用を確認します。独自開発では、要件定義、開発、テスト、保守、ソースコードや権利の扱いまで確認します。
決済・配送・税・通知
決済サービスの申込み支援、送料設定、税、注文・発送メールの調整、テスト注文が含まれているかを確認します。複雑な配送条件は、標準設定で対応できない場合があります。
SEOと301リダイレクト
タイトルやメタ情報の設定だけなのか、旧URLの収集、対応表作成、301リダイレクト、Search Console、公開後監視まで含むのかを確認します。
外部システム連携
連携先、データ項目、同期方向、更新頻度、テスト、エラー対応を確認します。連携サービス会社との調整を誰が担当するかも明確にします。
テスト・公開作業
表示確認だけでなく、商品、会員、割引、決済、配送、通知、在庫、キャンセル、返金までテストするかを確認します。ドメイン切り替えや公開当日の立ち会いも見積もり範囲に含まれるか確認しましょう。
操作説明と公開後の保証
管理画面の操作説明、マニュアル、研修の有無を確認します。また、公開後の不具合を無償で修正する期間と、仕様変更・追加作業との区別も確認します。
複数社の見積書を比較するチェック表
| 比較項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 前提条件 | 商品数、ページ数、機能、公開日が同じか |
| 担当範囲 | 自社と制作会社の作業分担が明記されているか |
| デザイン | 制作ページ数と修正回数が同じか |
| データ移行 | 種類、件数、テスト、照合が含まれるか |
| アプリ | 設定費と月額料金が分かれているか |
| SEO | リダイレクトと公開後確認まで含むか |
| テスト | 対象端末、決済、配送、外部連携を確認するか |
| 公開後 | 保証期間と保守料金が明記されているか |
| 追加料金 | 発生条件と単価が明記されているか |
| 対象外 | 見積もりに含まれない作業が分かるか |
極端に安い見積もりは、必要な作業が含まれていない可能性があります。一方、高い見積もりにも、不要な機能や過剰な開発が含まれていないかを確認しましょう。
11. Shopifyの制作費以外に必要な料金
Shopifyサイトでは、制作会社へ支払う初期費用とは別に、公開後も継続して発生する料金があります。見積もり時に月額・年額の費用を一覧化し、数年間の総費用で判断することが重要です。
Shopifyの利用料金
利用するShopifyプランに応じた料金が必要です。事業規模、スタッフ権限、レポート、チェックアウト、BtoBなど、必要な機能を確認してプランを選びます。最新料金は契約時にShopify公式サイトで確認しましょう。
有料テーマの購入費
有料テーマを使う場合は購入費が発生します。制作会社の作業費とは別になっていることがあるため、誰のアカウントで購入し、ライセンスを誰が管理するか確認します。
Shopifyアプリの料金
アプリには無料、月額、従量課金などがあります。定期購入、レビュー、ポイント、検索、配送など複数のアプリを導入すると、毎月の費用が積み上がります。
決済に関する料金
決済方法に応じて決済手数料が発生します。Shopifyのプラン、利用する決済サービス、国内・海外カードなどで条件が異なるため、販売単価と売上規模をもとに試算します。
ドメイン・外部サービスの料金
独自ドメイン、メール、在庫・受注管理、倉庫、会計、CRM、翻訳、配送などのサービス料金が必要になる場合があります。既存契約を継続するか、Shopify移行に合わせて変更するかを決めます。
保守・運用支援の料金
更新、修正、不具合対応、アクセス解析、改善提案を依頼する場合は、月額保守費が発生します。毎月の作業時間、対応範囲、未使用時間の扱い、追加作業の単価を確認します。
集客とコンテンツ制作の料金
広告、SEO、記事、メール配信、SNS、商品撮影、動画、原稿などは、サイト制作費に含まれないことが一般的です。ECサイトは公開しただけでは集客できないため、公開後の販促予算も準備します。
初期費用と継続費用を分けて比較する
| 初期費用の例 | 継続費用の例 |
|---|---|
| 要件定義・デザイン・構築 | Shopifyプラン |
| データ移行 | アプリ料金 |
| アプリ初期設定 | 決済手数料 |
| 独自機能開発 | 外部サービス料金 |
| 撮影・原稿制作 | 保守・運用支援 |
| 公開・ドメイン切り替え | 広告・SEO・コンテンツ |
12. Shopifyアプリと独自開発の判断方法
必要な機能を実現する方法は、Shopifyの標準機能、既存アプリ、テーマのカスタマイズ、独自アプリ開発に分かれます。初期費用だけでなく、運用、表示速度、保守性まで比較して選びます。
最初にShopifyの標準機能を確認する
標準機能で実現できる場合は、追加料金や保守負担を抑えられます。要望をそのまま機能名にするのではなく、「なぜ必要か」「誰がどの場面で使うか」を整理すると、標準機能で代替できる場合があります。
既存アプリが向いているケース
- 一般的なレビュー、ポイント、検索などの機能
- 必要な要件をほぼ満たすアプリがある
- 早く導入したい
- 独自開発の初期費用を抑えたい
- アプリ提供会社の保守とアップデートを利用したい
導入前に、料金、対応言語、サポート、データ出力、テーマとの相性、他アプリとの干渉を確認します。
テーマカスタマイズが向いているケース
表示や操作に関する比較的小さな機能で、管理画面や外部システムとの複雑な処理を必要としない場合は、テーマ側で実装できることがあります。ただし、テーマ更新時の影響や、複数ページでの保守性を考慮します。
独自開発が向いているケース
- 既存アプリでは業務要件を満たせない
- 基幹・在庫・倉庫など独自システムと連携する
- 自社固有の販売・会員・承認フローがある
- 複数アプリを組み合わせるより運用を整理できる
- 機能が競争力に直結する
月額料金と開発・保守費を比較する
アプリは初期費用を抑えやすい一方、利用期間と注文数に応じて継続費用が増える場合があります。独自開発は初期費用が大きくなりますが、条件によっては長期的な費用を抑えられる可能性があります。
表示速度とアプリ同士の干渉を確認する
複数アプリが同じ画面へコードを追加すると、表示速度や操作に影響することがあります。導入前後の速度と動作を測定し、使用していないアプリや残ったコードを整理します。
データを取り出せるか確認する
アプリを変更・解約するときに、ポイント、レビュー、定期契約などのデータを出力できるか確認します。サービスへ過度に依存すると、将来の移行が難しくなる可能性があります。
判断を制作会社任せにしない
制作会社から提案を受ける際は、標準機能、既存アプリ、独自開発の選択肢と、それぞれの初期費用、継続費用、制約、保守方法を説明してもらいましょう。自社が理解したうえで選ぶことが大切です。
13. SEO・データ移行・外部連携への対応
Shopify制作会社を比較するときは、デザインや料金だけでなく、SEO、データ移行、外部システム連携への対応を確認します。特にリニューアルや他カートからの移行では、公開後の売上と業務に直接影響する項目です。
Shopify制作で確認したいSEO対応
新規制作では検索エンジンが理解しやすいサイト構造を設計し、リニューアル・移行では既存の検索評価をできる限り引き継ぐ必要があります。制作会社へ「SEO対応は可能ですか」と聞くだけではなく、具体的な作業内容を確認しましょう。
- キーワードと検索意図の整理
- サイト構造と内部リンクの設計
- タイトル・メタディスクリプション
- 見出しと本文構造
- 商品・コレクション・記事のURL設計
- 画像の代替テキスト
- canonicalタグの確認
- 構造化データの確認・追加
- XMLサイトマップとrobots.txtの確認
- Google Search Consoleとアクセス解析の設定
リニューアル時の301リダイレクト
旧URLが変わる場合は、関連する新URLへ301リダイレクトを設定します。すべての旧URLをトップページへ転送するのではなく、旧商品は対応する新商品、旧カテゴリーは新しいコレクションなど、内容が近いページへ転送します。
制作会社へ、旧URLの取得、新URLとの対応表作成、リダイレクト登録、公開後の404確認のどこまでを依頼できるか確認します。
公開後のSEO監視
公開後は、インデックス状況、404エラー、検索表示回数、クリック数、自然検索流入を確認します。公開前の検索データを保存し、公開後と比較できる状態にしておくことが大切です。
Shopifyへ移行できる主なデータ
- 商品名、説明文、価格、SKU、在庫
- 商品画像、商品オプション、バリエーション
- 顧客の氏名、メールアドレス、住所
- 過去の注文履歴
- カテゴリー・コレクション
- ブログ記事・固定ページ
- タイトル・メタ情報
移行できる範囲は、移行元カートの出力機能、データ形式、利用するアプリやAPIによって異なります。
個別対応が必要になりやすいデータ
- 顧客のログインパスワード
- クレジットカード情報
- ポイント残高・会員ランク
- 定期購入契約
- レビュー・お気に入り
- クーポン
- 問い合わせ履歴
- 独自に追加された商品・顧客項目
顧客パスワードや決済情報は、商品CSVのように自由に移行できません。顧客による再設定や、利用サービス間での安全な移管が必要になることがあります。
テスト移行と本番移行を分ける
最初から全件を取り込まず、通常商品、複雑なバリエーション、会員情報、注文履歴などを少量移行して確認します。テスト結果をもとに変換ルールを修正し、本番移行後は件数と内容を照合します。
外部システム連携で確認すること
Shopifyと基幹、在庫、受注、倉庫、会計、CRM、POSなどを連携する場合は、単に「連携可能」と確認するだけでは不十分です。
- 連携するデータの種類
- データが流れる方向
- リアルタイム・定期処理などの連携頻度
- 商品コード・SKU・顧客IDの一致条件
- 在庫を管理する基準システム
- キャンセル・返品・返金時の処理
- 連携エラーの通知方法
- エラー発生時の再処理
- 各サービス会社との役割分担
- 仕様変更時の保守体制
同じシステムの連携実績があるか
連携予定のシステムと同じ実績があれば、仕様上の注意点を把握している可能性があります。実績がない場合は、API仕様書の確認、検証環境の用意、システム提供会社との調整を誰が担当するか確認します。
14. Shopify制作会社へ相談する前に準備するもの
相談前にすべての要件を確定する必要はありません。ただし、現状、目的、予算、希望時期を整理しておくと、制作会社が適切な方法を提案しやすくなり、見積もりの精度も上がります。
現在のECサイトと利用中のカート
現在のサイトURL、利用中のECカート、契約プラン、運営年数を共有します。管理画面の確認が必要な場合は、権限を限定したアカウントを発行し、安全に共有します。
商品・顧客・注文の件数
商品数だけでなく、バリエーション、画像、顧客、注文、記事、固定ページなどの件数を確認します。移行を希望する注文履歴の期間も決めます。
現在利用している機能
ポイント、会員ランク、定期購入、予約販売、レビュー、ギフト、クーポン、配送日時、帳票、メール配信などを一覧にします。利用実績の少ない機能は、継続するか見直します。
外部サービスと業務フロー
在庫、受注、倉庫、会計、CRM、広告、分析などのサービス名を整理します。注文を受けてから出荷・会計処理まで、誰がどのシステムで作業しているかを共有すると、連携要件を把握しやすくなります。
目的と解決したい課題
「Shopifyで作りたい」だけでなく、現在の課題と達成したい状態を伝えます。たとえば、スマートフォンの購入率を改善したい、商品登録を効率化したい、海外販売を始めたいなど、目的を具体化します。
希望するデザインと参考サイト
参考サイトを共有する場合は、単にURLを並べるのではなく、写真の見せ方、メニュー、商品ページなど、どの部分を参考にしたいか伝えます。
予算と公開希望日
予算の上限だけでなく、優先したい機能を伝えます。公開希望日は、セール、新商品発売、現行カートの契約期限など、変更できない理由も共有します。
社内の担当者と確認体制
制作会社との窓口、商品データ、デザイン確認、システム、決裁者を決めます。確認期限と最終判断者を明確にすると、制作が止まりにくくなります。
公開後に依頼したい業務
商品更新、バナー制作、広告、SEO、CRM、分析、カスタマーサポートなど、公開後に必要な支援を伝えます。制作と運用を別会社へ依頼する場合は、引き継ぎ方法も確認します。
提案依頼書・RFP
中規模以上の案件では、目的、現状、要件、データ、外部連携、予算、スケジュール、選定基準をまとめた提案依頼書が役立ちます。全社へ同じ資料を渡すことで、見積もりを比較しやすくなります。
相談前チェックリスト
- 現在のサイトURLとECカート
- 商品・顧客・注文・記事の件数
- 継続したい機能
- 利用中のアプリと外部サービス
- 現在の課題と制作目的
- 参考サイトと希望デザイン
- 予算
- 公開希望日
- 社内担当者と決裁者
- 公開後に必要な支援
15. Shopify制作会社選びで起こりやすい失敗
制作料金の安さだけで選ぶ
安い見積もりには、要件定義、商品登録、データ移行、SEO、テスト、公開後の対応が含まれていない可能性があります。必要な作業を追加した結果、当初の想定より高くなる場合があります。
おすすめ順位だけで決める
比較記事の順位は、掲載基準や運営者によって変わります。有名な会社が、自社の規模、予算、業種、必要機能に合うとは限りません。候補を絞る材料として利用し、公式情報と個別提案を確認します。
制作実績の見た目だけで選ぶ
美しいデザインでも、商品を探しにくい、更新しにくい、外部連携が不安定では運営に支障が出ます。デザイン、購入導線、管理、開発、保守を分けて評価しましょう。
データ移行の範囲を確認しない
商品だけが見積もりに含まれ、顧客、注文、記事、画像、ポイント、URLが別料金になっていることがあります。移行対象と件数、移行できないデータを契約前に確認します。
SEO対応を公開直前に依頼する
新しいURLが決まった後だけではなく、サイト構成を設計する段階からSEOを考える必要があります。旧URLの取得やリダイレクトの準備を公開直前に始めると、確認時間が不足します。
アプリの月額料金を確認しない
初期費用が安くても、複数アプリの料金が継続して発生します。利用件数に応じた従量課金や、上位プランが必要になる条件まで確認します。
担当範囲が曖昧なまま契約する
商品原稿、画像加工、アプリ契約、決済申込み、データ確認、顧客案内を誰が行うか決めていないと、制作途中で作業が止まります。自社、制作会社、外部サービス会社の役割を明文化します。
公開後の保守を確認しない
公開後に不具合や追加修正が必要になっても、制作会社の契約が終了している場合があります。保証期間、保守契約、対応時間、引き継ぎ資料を確認します。
公開日を優先してテストを削る
決済、配送、在庫、通知、会員、外部連携のテストを削ると、公開後に注文を受けられない可能性があります。公開範囲を分けることは検討できますが、販売に必要なテストは省略しないようにします。
制作会社へ目的を伝えていない
希望する機能やデザインだけを伝えると、本来の課題を解決しないサイトになる可能性があります。売上、業務効率、海外展開、ブランド刷新など、制作の目的を共有しましょう。
16. Shopifyの新規制作・リニューアル・カート移行の違い
Shopify制作といっても、新規制作、ShopifyからShopifyへのリニューアル、他カートからShopifyへの移行では、必要な作業と制作会社へ求める経験が異なります。
| 比較項目 | Shopifyで新規制作 | Shopifyをリニューアル | 他カートから移行 |
|---|---|---|---|
| 現在のサイト | なし、またはEC以外のサイト | Shopifyを利用中 | 別のECカートを利用中 |
| 主な目的 | 新しい販売基盤を作る | デザイン・機能・運用を改善する | カートを変更して再構築する |
| データ移行 | 新規登録が中心 | Shopify間のデータ・設定を整理 | 異なる形式から変換 |
| 主な難所 | 要件と運用の設計 | 既存テーマ・アプリ・独自コード | データ、会員、注文、外部連携 |
| SEO | 新しい構造を設計 | 既存URLと検索評価を確認 | 旧カートのURLから転送 |
| 制作会社に必要な経験 | 事業・購入導線の設計 | Shopifyの調査と切り替え | 移行元カートとデータ変換 |
ShopifyでECサイトを新規制作する場合
ターゲット、商品分類、必要ページ、決済、配送、運用方法をゼロから設計します。初めてECへ取り組む企業は、制作だけでなく、商品登録や受注処理の方法まで説明できる会社が向いています。
制作会社へ確認すること:事業計画から相談できるか、公開後の集客を考慮するか、管理画面の説明があるか。
関連記事:ShopifyでECサイトを新規制作する方法|費用・期間・制作手順を解説
ShopifyからShopifyへリニューアルする場合
現在もShopifyを利用しながら、新しいテーマやストアへ切り替えます。現在の課題、アプリ、独自コード、データ、URL、売上計測を調査し、残すものと変更するものを決めます。
制作会社へ確認すること:Shopify同士のリニューアル経験、テスト環境、差分データ、公開当日の切り替え、公開後の数値比較。
関連記事:ShopifyからShopifyへのリニューアル計画:成功へのロードマップ
他カートからShopifyへ移行する場合
移行元のデータをShopifyの形式へ変換し、商品、顧客、注文、記事、機能、外部連携を再構築します。ポイント、定期購入、顧客パスワード、SEOは早い段階で対応方法を決めます。
制作会社へ確認すること:移行元カートの経験、テスト移行、移行できないデータ、顧客案内、301リダイレクト、旧サイトの保持期間。
関連記事:他カートからShopifyへ移行する方法|費用・手順・注意点を徹底解説
迷ったら現在の環境と目的を伝える
自社の依頼がどの種類に該当するか分からない場合は、現在のサイトURL、利用カート、困っていること、希望公開日を制作会社へ伝えます。最初から依頼方法を決めつけず、現状調査をもとに提案してもらいましょう。
17. 福岡のShopify制作会社へ依頼するメリット
Shopifyの制作はオンラインで進められるため、全国の制作会社へ依頼できます。一方、福岡・九州の企業にとっては、地域に拠点を持つ会社へ依頼することで、対面での打ち合わせや撮影、公開後の継続支援を相談しやすいというメリットがあります。
対面で相談しやすい
複雑な業務フローや商品特性は、資料だけでは伝わりにくいことがあります。福岡の制作会社であれば、必要に応じて対面で商品や現場を確認しながら要件を整理できます。
ただし、対面できること自体が制作品質を保証するわけではありません。Shopifyの実績や技術力を確認したうえで、相談方法の選択肢として評価しましょう。
商品撮影や取材を依頼しやすい
ECサイトでは、商品の写真、ブランドストーリー、会社や生産者の紹介が重要です。近隣の制作会社であれば、商品撮影、店舗・工場への訪問、インタビューなどをまとめて依頼しやすくなります。
地域の商品・商習慣を理解してもらいやすい
食品、工芸、観光、小売など、福岡・九州の地域性を生かした商品では、背景や販売先を理解した表現が必要です。地域企業との制作経験があれば、商品の魅力や顧客像を共有しやすい場合があります。
福岡・九州の企業と連携しやすい
撮影、物流、印刷、広告、システムなど、ECサイト制作以外の協力会社が必要になることがあります。地域のネットワークを持つ制作会社であれば、プロジェクトに必要な企業との連携を相談しやすくなります。
公開後も継続して相談しやすい
ECサイトは公開後に商品、キャンペーン、機能、運用方法が変化します。定期的な打ち合わせや改善支援を希望する場合は、長期的に相談できる距離と体制も比較項目になります。
全国対応の会社と比較して決める
地域だけで候補を限定する必要はありません。大規模なShopify Plus構築、特殊なアプリ、特定の基幹システムなどが必要な場合は、全国から専門会社を探したほうがよいこともあります。
福岡の会社と全国の会社へ同じ要件で相談し、実績、提案、担当体制、費用、公開後の支援を比較して決めましょう。
福岡の制作会社を選ぶ際の確認事項
- Shopifyの制作・移行実績
- 福岡の拠点に実際の制作担当者がいるか
- 対面対応が必要な場合の費用
- 撮影・取材への対応
- アプリ・システム開発の体制
- 公開後の保守・運用
- 全国・海外販売への対応
18. Shopify制作会社へ依頼する流れ
制作会社によって工程は異なりますが、一般的には問い合わせ、ヒアリング、提案・見積もり、設計、制作、テスト、公開の順で進みます。リニューアルや移行では、現行サイトの調査とデータ移行が加わります。
1. 問い合わせ
現在のサイトURL、利用中のカート、制作目的、必要な機能、予算、公開希望日を伝えます。機密情報や顧客データは、問い合わせフォームへ直接添付せず、安全な共有方法を確認します。
2. ヒアリング
事業、商品、顧客、運用、課題、目標を制作会社と共有します。要望だけでなく、現在困っていることや、公開後に社内で担当できる業務も伝えます。
3. 現行サイトの調査
リニューアルや移行では、データ件数、テーマ、アプリ、独自機能、URL、外部連携、アクセス状況を確認します。正確な調査が必要な場合は、有料の調査・要件定義を先に契約することがあります。
4. 要件整理
必要なページ、機能、データ移行、アプリ、外部連携、SEO、運用方法を整理します。予算や期間に合わせて、公開時に必要なものと、公開後に追加するものへ優先順位を付けます。
5. 提案・見積もり
制作方針、使用テーマ、機能、体制、スケジュール、費用の提案を受けます。複数社を比較する場合は、同じ条件が見積もりに含まれているか確認します。
6. 契約
作業範囲、成果物、支払条件、修正回数、著作権、秘密保持、公開後の保証、解約条件を確認して契約します。口頭で合意した内容も、契約書や仕様書へ反映します。
7. サイト設計
サイトマップ、商品分類、メニュー、購入導線、ワイヤーフレームを作成します。運営担当者が更新する場所や、アプリ・システムとのデータの流れも設計します。
8. デザイン
ブランドと購入体験に合わせて画面をデザインします。パソコンだけでなく、スマートフォンでの表示、ボタン、入力、商品選択を確認します。
9. Shopify構築
テーマ、ページ、セクション、アプリ、決済、配送、通知を設定します。必要に応じて、独自機能や外部システム連携を開発します。
10. データ移行
商品、顧客、注文、記事などを移行します。最初に少量のデータでテストし、変換ルールを修正してから本番移行を行います。
11. テスト
表示、商品、会員、カート、割引、決済、配送、税、通知、在庫、外部連携を確認します。通常注文だけでなく、キャンセル、返金、エラー時の対応も確認します。
12. ドメイン切り替え・公開
差分データを反映し、既存ドメインをShopifyへ接続します。メール用DNSを維持し、旧URLのリダイレクトとアクセス解析も確認します。
13. 操作説明・引き継ぎ
商品、注文、顧客、ページ、アプリなどの操作説明を受けます。マニュアル、デザインデータ、設定一覧、利用サービスのアカウント、保守窓口を引き継ぎます。
14. 保守・運用
公開後の不具合を確認し、必要に応じて更新、機能改善、SEO、広告、CRMなどを進めます。売上やアクセスを確認し、継続的に改善することが重要です。
19. Shopify制作会社に関するよくある質問
Shopify制作会社へ依頼するといくらかかりますか?
既製テーマを使った小規模制作では30万〜80万円程度、テーマカスタマイズでは80万〜200万円程度、オリジナルデザインでは150万〜400万円程度が一つの目安です。データ移行や独自開発、外部連携を含む場合はさらに費用が必要です。
Shopify制作にはどのくらいの期間が必要ですか?
小規模制作で1〜2か月、テーマカスタマイズで2〜4か月、オリジナルデザインや移行案件で3〜6か月以上が目安です。大規模なShopify Plus構築では6か月から1年以上かかる場合があります。
Shopify制作会社と一般的なWeb制作会社の違いは何ですか?
Shopify制作会社は、Webデザインに加えて、商品、在庫、顧客、注文、決済、配送、アプリ、外部システムなど、EC運営に必要な仕組みを扱います。
自社でShopifyを制作できますか?
既製テーマと標準機能を使った基本的なストアであれば、自社でも制作できます。独自デザイン、データ移行、複雑な機能や外部連携が必要な場合は、制作会社への依頼を検討しましょう。
Shopifyサイトのリニューアルも依頼できますか?
依頼できます。現在のテーマ、アプリ、独自コード、データ、URL、外部連携を調査し、新しいテーマやストアへ切り替えます。Shopify同士のリニューアル経験がある会社を選ぶことが重要です。
他カートの商品・顧客データも移行できますか?
商品、顧客、注文、記事などは、CSV、移行アプリ、APIなどで移行できる場合があります。ただし、移行元のデータ形式や契約内容によって対応範囲が異なります。
顧客のログインパスワードも移行できますか?
既存カートのログインパスワードは原則としてShopifyへ移行できません。採用する顧客アカウントの仕組みに合わせて、移行後のログイン方法やパスワード設定を顧客へ案内します。
公開後の運用も依頼できますか?
会社によって、商品更新、バナー、広告、SEO、CRM、アクセス解析、物流、カスタマーサポートなどを依頼できます。制作契約とは別に、月額の運用・保守契約が必要な場合があります。
Shopify Plusに対応した会社はどのように選べばよいですか?
Shopify Plusの構築実績だけでなく、大量データ、BtoB、複数ストア、基幹・倉庫連携、独自アプリ、公開後の継続開発に対応できる体制を確認します。
福岡以外の制作会社にも依頼できますか?
依頼できます。Shopify制作はオンラインで進められるため、全国の会社を比較できます。対面、撮影、地域連携を重視する場合は福岡の会社も候補に入れましょう。
複数の制作会社へ見積もりを依頼してもよいですか?
問題ありません。各社へ同じ要件、データ件数、公開希望日を伝え、費用だけでなく、対応範囲、体制、スケジュール、公開後の支援を比較します。
制作会社の比較で最も重要な項目は何ですか?
自社の目的と依頼内容に近い実績があり、必要な作業範囲を明確に説明できるかが重要です。料金や認定だけでなく、データ移行、SEO、外部連携、運用まで含めて判断しましょう。
20. まとめ
Shopify制作会社は、対応するサイト規模、デザイン、開発、データ移行、運用支援などの得意分野が異なります。おすすめ順位や知名度だけではなく、自社の目的に必要な経験と体制があるかを確認することが重要です。
新規制作では、事業と購入導線を設計できる会社が向いています。Shopifyサイトのリニューアルでは、現在のテーマ、アプリ、データ、URLを調査できる会社が必要です。他カートからの移行では、移行元カート、データ変換、顧客案内、SEOの経験が重要になります。
比較するときは、制作実績、担当範囲、アプリと独自開発、データ移行、SEO、外部連携、公開後の支援を確認しましょう。見積書は総額だけでなく、含まれる作業、対象外、追加料金の条件を同じ基準で比較します。
また、制作費とは別に、Shopifyプラン、アプリ、決済、外部サービス、保守、集客などの継続費用も発生します。初期費用と公開後の費用を分け、数年間の総費用で判断することが大切です。
制作会社へ相談する前に、現在のサイト、データ件数、必要な機能、予算、公開希望日、公開後の運用体制を整理しておくと、自社に合う提案を受けやすくなります。
福岡でShopify制作会社を探している場合も、地域だけで決めず、全国の専門会社と比較したうえで、対面対応、撮影、技術力、データ移行、公開後の伴走支援まで含めて選びましょう。



