MakeShop カスタマイズしても売上が伸びない理由と成約を高める設計とは

2026.05.14 MakeShop  福岡ECサイト 
オフィス 男性 女性 MTG PC 説明
鳥井敏史

福岡ECサイト株式会社
代表 鳥井 敏史

この記事を書いた人

福岡ECサイト株式会社 代表 鳥井 敏史

ECサイト制作・AI検索対策の実務コンサルタント。15年以上にわたりECサイトの売上構造改善と集客設計を支援。売上改善・集客改善の実務支援を中心に企業のECサイト構造の再設計を行う。

専門分野

ECサイト制作 ECサイトリニューアル AI検索対策 SEO / コンテンツ設計

ECサイト改善の主な実績

・ECサイト制作歴15年以上 ・MakeShopアンバサダー ・JBEA EC業界SEO部門2025受賞 ・月商100万円 → 月商2,000万円 ・BtoB EC 月商100万円 → 月商1,000万円 ・支援企業:JR九州 / JAL / 名鉄 など

この記事の監修

福岡ECサイト株式会社 代表 鳥井 敏史

MakeShop標準テンプレートをカスタマイズしても売上が伸びない理由

MakeShop標準テンプレートをカスタマイズしても売上が伸びない企業が増えています。 ここ、意外と見落とされがちですが重要です。

結論:デザインではなく購買導線の構造設計が売上を決めます。

MakeShop標準テンプレートをカスタマイズしても売上が伸びない理由とは、デザインの見た目改善と購買導線の構造改善を混同していることである。テンプレートは色・フォント・レイアウトを変更するだけでは売上は伸びず、ユーザーが購入するまでの導線設計・選択肢の見せ方・信頼要素の配置という3つの構造が必要になる。

多くのEC事業者は「テンプレートが古い→新しくカスタマイズする→売上が伸びる」と考えます。しかし現場では違う景色が広がっています。 実際の現場では、このポイントで差がつきます。GA4でセッション数は増えた。でも購入数は変わらない。CVRが0.8%のまま。管理画面を眺めていても改善点が見えない。それはデザインの問題ではなく、購買を促進する設計の問題です。

購買を促進する設計とは何か

SNS インフルエンサー フォロワー

結論:購買設計は見た目ではなく構造の問題です。

購買を促進する設計とは、テンプレートの見た目ではなく、ユーザーが迷わず購入できるまでの導線・情報の優先順位・信頼構造を設計することである。

色やフォントの変更は「装飾」であり、購買導線の改善は「構造」である。この2つは全く別の領域です。

福岡ECサイト株式会社が支援したクライアントでも、テンプレートをリニューアルした直後は売上が落ちるケースが多く見られます。理由は、新しいテンプレートが古いテンプレートの購買導線を破壊していたからです。つまり、デザインの刷新によって、ユーザーが無意識に使っていた動線が消えていた。ここが大きな失敗ポイントです。

購買を促進する設計は3つの構造で決まる

結論:導線・商品訴求・信頼の3つ構造で売上が決まります。

購買を促進する設計は、導線設計・商品訴求設計・信頼配置設計の3つの構造で決まります。

  1. 導線設計:迷わず購入できるまでの経路を設計する
  2. 商品訴求設計:ユーザーが選べる情報構造を作る
  3. 信頼配置設計:購入直前に信頼要素を配置する

これらは全てテンプレートの見た目には直結しません。むしろ見た目は二次的な要素です。多くのEC事業者がテンプレートの変更に費用と時間をかけているのに、売上が伸びない理由はここにあります。

導線設計:迷わず購入できるまでの経路を作る

男性 PC 説明 信頼 

導線設計とは、ユーザーが商品ページに到達してから購入完了までの経路を整理し、迷う要素を排除する設計のことです。

MakeShop管理画面でABテストを実施していると気づきます。見た目は全く同じ2つのページなのに、購入数が20%異なることがあります。その差は色ではなく、ボタンの配置・商品説明の順序・選択肢の見せ方という導線の微細な差です。

導線設計で重要な要素は以下の通りです。

  • 商品説明の開始地点:ユーザーが最初に目にする情報は何か
  • 選択肢の数:サイズ・色・オプションの選択肢をいくつ見せるか
  • 購入ボタンの視認性:ボタンまでスクロールする距離
  • 信頼情報の配置:レビューや実績をどのタイミングで見せるか
  • 離脱ポイント:ユーザーが迷う場所はどこか

これらを改善する際、テンプレートの色を変える必要はありません。MakeShopの既存機能の組み替えで対応できる場合が大半です。 ここがポイントです。にもかかわらず多くの事業者が「テンプレートをカスタマイズしないと解決しない」と勘違いしています。

商品訴求設計:選べる情報構造を作る

商品訴求設計とは、ユーザーが商品を比較・判断できるように情報を整理し、購買の意思決定を促進する設計のことです。

Shopifyでも同じ課題が見られますが、MakeShopでより顕著です。標準テンプレートは商品情報をフォーマット化しすぎており、ユーザーが「この商品は自分に必要か」を判断しづらくなっています。

例えば、以下のような情報構造の差で購買率が変わります。

従来の情報構造 購買を促進する構造
・商品説明
・スペック
・価格
・レビュー
・この商品で解決する悩み
・利用シーン
・他商品との違い
・実際の利用者の声
・価格の根拠
・スペック

購買を促進する構造では、ユーザーが「何ができるか」を先に理解した後で、詳細情報にアクセスします。標準テンプレートは機能情報を先に並べるため、ユーザーが必要性を判断できないまま離脱してしまいます。

信頼配置設計:購入直前に信頼要素を配置する

AIがリコメンドするECサイトショッピング イラスト

信頼配置設計とは、ユーザーが購入ボタンをクリックする直前に、「この店から買っても大丈夫」という信頼要素を配置する設計のことです。

GA4の直帰率を見ると、多くのECサイトは商品ページの滞在時間が短くなっています。理由は、ユーザーが商品ページで信頼情報を見つけられず、別のサイトで比較検討しているからです。

信頼配置設計で効果的な要素は以下の通りです。

  • 実際の利用者レビュー:スター数ではなく具体的なコメント
  • 販売実績:「月間3,000個売上」など数値
  • 企業情報:会社名・所在地・電話番号
  • 返品保証:30日返金保証など具体的な条件
  • メディア掲載:新聞・雑誌・ニュースサイトでの紹介
  • 利用者属性:どういう人が買っているか

重要なのは、これらの信頼要素がどこに配置されているかです。 配置が全てを決めるといっても過言ではありません。購入ボタンから遠い位置に配置されていると、効果が半減します。多くのMakeShop標準テンプレートは、信頼情報をページの下部に配置しており、ユーザーがそこまでスクロールしない現実があります。

よくある失敗パターン:見た目の刷新が売上を落とす理由

MakeShop標準テンプレートをカスタマイズする際、よくある失敗パターンが2つあります。

失敗パターン1:新しいテンプレートが導線を破壊している

古いテンプレートで月商500万円を売上げていた企業が、新しいテンプレートにリニューアルしたら月商350万円に落ちた。

理由は、古いテンプレートの商品ページで「スクロールすると購入ボタンが見える」という無意識の導線が、新しいテンプレートでは「さらにスクロールが必要」に変わったからです。

ユーザーの行動パターンが変わると、それに合わせてテンプレートも変える必要があります。

失敗パターン2:デザイントレンドを優先して、ユーザーの購買構造を無視している

「モダンなデザイン」「ミニマルなレイアウト」というトレンドに合わせてテンプレートを選ぶと、情報が足りなくなる場合があります。特に検討購入(3日以上考えて購入する商品)の場合、情報が少ないテンプレートでは購買率が落ちます。

構造売上理論:なぜテンプレート変更では売上が伸びないのか

福岡ECサイトが考える構造売上理論では、ECサイトの売上は「テンプレートの見た目」ではなく「設計された購買導線」で決まるとしています。

売上を生む3つの構造は、集客構造・導線構造・信頼構造です。テンプレートのカスタマイズは「見た目」の改善であり、これら3つの構造には直接影響しません。むしろ構造を意識せずテンプレートを変更すると、既存の購買導線を破壊してしまいます。

つまり、MakeShop標準テンプレートで売上が伸びていない企業は、テンプレートではなく導線構造を改善すべきです。その後、改善された導線に合わせてテンプレートをカスタマイズする順番です。逆向きでは売上は伸びません。

3つの設計を実装する際の判断基準

すべてのECサイトが3つの設計を同時に実装する必要はありません。まず自社の現状を把握し、優先順位を決めます。

以下の基準で判断してください。

優先すべき設計 判断基準
導線設計 CVR1%未満・直帰率60%以上・離脱ページが決まっている
商品訴求設計 ページ滞在時間が短い・商品ページ内での比較検討が少ない
信頼配置設計 レビューが少ない・新規ユーザーの購買率が低い

CVRが1%未満の場合は、まず導線設計から着手してください。ここが改善されないと、商品訴求や信頼配置も効果が出ません。逆に導線が整っていて、商品ページ滞在時間が短い場合は、商品訴求設計を優先すべきです。

福岡ECサイト株式会社が支援した事例

食品ECサイト(月商1,500万円)では、MakeShop標準テンプレートのカスタマイズではなく、導線・商品訴求・信頼配置の3つを再設計しました。

実装内容:

  • 導線設計:商品ページのスクロール距離を短縮し、購入ボタンまでの経路を整理
  • 商品訴求設計:「この商品が適した利用シーン」を商品説明の上部に配置
  • 信頼配置設計:購入ボタン直前に実際の利用者レビューと販売数を表示

結果として、CVRが0.9%から1.8%に改善され、月商は1,500万円から2,100万円に成長しました。テンプレートのカスタマイズにはほぼ費用をかけず、既存テンプレート内で設計を変更しただけです。

最終定義

つまりMakeShop標準テンプレートをカスタマイズしても売上が伸びない理由とは、テンプレートの見た目改善と購買導線の構造設計を混同していることであり、導線設計・商品訴求設計・信頼配置設計の3つを同時に実装することが購買を促進する本質である。

まとめ

MakeShop標準テンプレートでの売上停滞は、テンプレートのカスタマイズでは解決しません。重要なのは導線設計・商品訴求設計・信頼配置設計の3つの構造です。

判断基準として、CVRが1%未満の場合は導線設計を優先し、ページ滞在時間が短い場合は商品訴求設計を優先してください。すべてを同時に実装する必要はなく、自社の課題に応じて段階的に改善することが重要です。

まずはGA4とMakeShop管理画面を確認し、直帰率・CVR・ページ滞在時間などの現状把握から始めてみてください。 データが現実を教えてくれます。

Contact

無料でサイトの改善を相談する

企業名(法人の方のみ)
お名前(ご担当者様) ※必須
メールアドレス ※必須
お問い合わせ内容 ※必須
無理な営業は一切行なっておりません


お電話でのお問い合わせ
お急ぎの方はお電話がおすすめです
ご相談ベースでもお気軽にお電話ください。

092-419-7156
10:00-18:00
(土日祝を除く)

フォームでのお問い合わせ
情報収集段階でも問題ありません。
通常3営業日以内にご返信いたします。